移動式クレーン運転士 / 論点
荷重の種類
荷重の種類とは、引張・圧縮・曲げ・ねじり・せん断という力のかかり方と、静荷重・繰返し荷重(片振り・両振り)・衝撃荷重という時間的なかかり方の分類のこと。
公表問題で確認済み
覚えること
部材ごとの主な荷重:フック=引張と曲げ、シーブを通る巻上げ用ワイヤロープ=引張と曲げ、巻上げドラム=曲げとねじり。せん断荷重ははさみで切るように直角方向にずらす荷重(長手方向に伸ばすのは引張荷重)。片振り荷重=向きは同じで大きさが時間とともに変わる繰返し荷重(向きまで変わるのは両振り)。緩んだ玉掛けロープの全速巻上げでかかるのは衝撃荷重。
まちがえやすいところ
部材と荷重の組合せを1か所だけ入れ替える(フックに圧縮、ロープにねじり等)/片振りと両振りの説明を入れ替える/疲労破壊の原因を「静荷重」にする。
確認に使った資料
力学の基礎+公表試験問題の突き合わせ(ドラム・フックとも正誤両版あり)
なぜそうなのか
部材ものは絵で覚える——フックは荷にぶら下げられて「引張」(+口が開く向きの「曲げ」)、ドラムはロープに巻かれて「曲げ」られながら回されて「ねじり」。時間ものは「片振り=向きは片方だけ、両振り=行ったり来たり」。
正しい書き方と並べて読む
この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。
✕ 令和8年4月公表 問37(1)=誤り
移動式クレーンのフックには、主に圧縮荷重がかかる。
○ 令和8年4月公表 問37(5)=正しい
移動式クレーンの巻上げドラムには、主に曲げ荷重とねじり荷重がかかる。
✕ 令和8年4月公表 問37(3)=誤り
移動式クレーンのシーブを通る巻上げ用ワイヤロープには、主にねじり荷重とせん断荷重がかかる。
○ 令和8年4月公表 問37(5)=正しい
移動式クレーンの巻上げドラムには、主に曲げ荷重とねじり荷重がかかる。
✕ 令和6年10月公表 問37(4)=誤り
移動式クレーンのフックには、曲げ荷重と圧縮荷重がかかる。
○ 令和7年10月公表 問37(3)=正しい
移動式クレーンの巻上げドラムには、曲げ荷重とねじり荷重がかかる。
✕ 令和6年10月公表 問37(2)=誤り
移動式クレーンのシーブを通る巻上げ用ワイヤロープには、圧縮荷重とねじり荷重がかかる。
○ 令和7年10月公表 問37(3)=正しい
移動式クレーンの巻上げドラムには、曲げ荷重とねじり荷重がかかる。
✕ 令和6年10月公表 問37(4)=誤り
移動式クレーンのフックには、曲げ荷重と圧縮荷重がかかる。
○ 令和8年4月公表 問37(5)=正しい
移動式クレーンの巻上げドラムには、主に曲げ荷重とねじり荷重がかかる。
資料:この内容の出題を全部読む(10回分の全文・正誤・解説)
10 回出題(正しい記述 2/誤りの記述 8)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。
この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。
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