クレーン限定

クレーン・デリック運転士(クレーン限定)令和7年10月公表 / 問27

令和7年10月公表 問27

原動機及び電気に関する知識 全5肢

クレーンの巻線形三相誘導電動機の速度制御方式などに関する記述について、次の5つを1つずつ判定してください。
適切でないものは、どこがなぜ適切でないかまで答えてください。適切なものは「正しい」を選んでください。
この問題に「正解の番号」はありません。5つそれぞれが1問だと思って判定してください。
×をつけると、その文が区切られます。おかしいところを押して、理由まで選んでください。
1
電動油圧押上機ブレーキ制御は、速度制御用に設置した電動油圧押上機ブレーキの操作電源を電動機の二次側回路に接続し、制動力を制御するもので、巻下げ時に電動機の回転速度が遅くなれば制動力を小さくするように自動的に調整し、安定した低速運転を行うものである。
2 どこ

間違っているのは、どこですか? 上の文が区切られました。おかしいと思うところを押してください(いくつでも)。

3 なぜ

では、なぜ間違いなのですか? 文をよく読んでも答えは出ません。分かっているかどうかだけで決まります。

2
渦電流ブレーキ制御は、電気的なブレーキであり機械的な摩擦力を利用しないため、摩擦による消耗部分がなく、制御性も優れている。
2 どこ

間違っているのは、どこですか? 上の文が区切られました。おかしいと思うところを押してください(いくつでも)。

3 なぜ

では、なぜ間違いなのですか? 文をよく読んでも答えは出ません。分かっているかどうかだけで決まります。

3
サイリスター一次電圧制御は、電動機の回転数を検出し、指定された速度と比較しながら制御するため、極めて安定した速度が得られる。
2 どこ

間違っているのは、どこですか? 上の文が区切られました。おかしいと思うところを押してください(いくつでも)。

3 なぜ

では、なぜ間違いなのですか? 文をよく読んでも答えは出ません。分かっているかどうかだけで決まります。

4
ダイナミックブレーキ制御は、巻下げの速度制御時に電動機の一次側を交流電源から切り離し、一次側に直流電源を接続して通電し、直流励磁を加えることにより制動力を得るものであるが、つり荷が重い場合には低速での巻下げができない。
2 どこ

間違っているのは、どこですか? 上の文が区切られました。おかしいと思うところを押してください(いくつでも)。

3 なぜ

では、なぜ間違いなのですか? 文をよく読んでも答えは出ません。分かっているかどうかだけで決まります。

5
二次抵抗制御は、回転子の巻線に接続した抵抗器の抵抗値を変化させて速度制御するもので、始動時には二次抵抗を全抵抗挿入状態から順次短絡することにより、緩始動することができる。
2 どこ

間違っているのは、どこですか? 上の文が区切られました。おかしいと思うところを押してください(いくつでも)。

3 なぜ

では、なぜ間違いなのですか? 文をよく読んでも答えは出ません。分かっているかどうかだけで決まります。

解答と解説をすべて見る

出題時の問い方:「クレーンの巻線形三相誘導電動機の速度制御方式などに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。」 正答(4)

(1) 正しい1回のみ出題

電動油圧押上機ブレーキ制御は、速度制御用に設置した電動油圧押上機ブレーキの操作電源を電動機の二次側回路に接続し、制動力を制御するもので、巻下げ時に電動機の回転速度が遅くなれば制動力を小さくするように自動的に調整し、安定した低速運転を行うものである。

遅くなったら制動を弱めることで、速度が一定に保たれる。

この論点:電動機の速度制御方式

(2) 正しい1回のみ出題

渦電流ブレーキ制御は、電気的なブレーキであり機械的な摩擦力を利用しないため、摩擦による消耗部分がなく、制御性も優れている。

摩擦を使わない電気的な制動なので、すり減る部品がない。

この論点:電動機の速度制御方式

(3) 正しい1回のみ出題

サイリスター一次電圧制御は、電動機の回転数を検出し、指定された速度と比較しながら制御するため、極めて安定した速度が得られる。

回転数を測って指令値と比べながら電圧を変えるので、速度が安定する。

この論点:電動機の速度制御方式

(4) 誤り公式差分で確認済み

ダイナミックブレーキ制御は、巻下げの速度制御時に電動機の一次側を交流電源から切り離し、一次側に直流電源を接続して通電し、直流励磁を加えることにより制動力を得るものであるが、つり荷が重い場合には低速での巻下げができない。

制動力は荷の重さから生まれる。だから軽い荷では制動力が足りず低速で下ろせない。重い/軽いが逆。

誤り箇所:「つり荷が重い場合には低速での巻下げができない。」

理由:制動力は荷の重さから生まれるため、低速で下ろせないのは重い場合ではなく極めて軽い場合だから

⚠ 対になる語(片/両・高/低・重い/軽い)の逆おぼえ

令和8年4月 問27(4)では「つり荷が極めて軽い場合でも低速で荷の巻下げができる特長がある」と書かれ、こちらも誤り。2回で別の壊し方をされている。正しくは「極めて軽い場合はできない」。

この論点:電動機の速度制御方式

(5) 正しい公式差分で確認済み

二次抵抗制御は、回転子の巻線に接続した抵抗器の抵抗値を変化させて速度制御するもので、始動時には二次抵抗を全抵抗挿入状態から順次短絡することにより、緩始動することができる。

抵抗を全部入れた状態から順に短絡していくので、ゆっくり立ち上げられる。

令和8年4月 問27(1)にも同じ文が出題され、そちらでも正しいとされている。

この論点:電動機の速度制御方式

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」(令和7年10月公表)

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