令和8年4月公表 問20 (A) — 正しい記述グルービングは、ボイラー胴、鏡板、炉筒などの鉄面や管の水側部に発生しやすい。
応力が集中して被膜がはがれやすいところに、溝状の腐食として出る。
令和8年4月公表 問20 (B) — 正しい記述異種金属接触腐食は、異種金属がその電位差により、水を介して電気的に生じる腐食である。
電池と同じ仕組み。卑な金属が溶ける。
令和8年4月公表 問20 (C) — 誤りの記述ボイラー水のpHを酸性に保つことは、腐食抑制に効果的である。
酸性は鉄を溶かす。腐食を抑えるには弱アルカリに保って保護被膜を作る。
令和8年4月公表 問20 (D) — 正しい記述アルカリ腐食は、熱負荷の高い管壁とスケールとの間で、水酸化ナトリウムの濃度が高くなりすぎたときに生じる。
狭いすき間で水が蒸発して、アルカリだけが煮詰まる。
令和7年10月公表 問20 (A) — 正しい記述一般的に、腐食は電気化学反応で起こり、ボイラー水中に溶存酸素が存在すると鉄が溶出し腐食が進行するが、腐食の進行に伴い酸化鉄は、溶解度が小さく堅固な保護被膜を生成し、この被膜により腐食の速度が緩やかになる。
表面に酸化鉄(マグネタイト)の膜ができると、それ以上は進みにくくなる。
令和7年10月公表 問20 (B) — 誤りの記述マグネタイトが生成する保護被膜は、pHが4.8〜8.3の範囲でその溶解度が最低となるため、内部腐食の進行を抑制するためには、溶存酸素濃度を低く保つとともに、pHを適正な範囲内に保つことが必要である。
ボイラー水は弱アルカリに保つのが原則。中性〜弱酸性では被膜が溶ける。
令和7年10月公表 問20 (C) — 誤りの記述グルービングとは、主に溶存酸素によりボイラー胴、鏡板、炉筒などの鉄面や、管の水側部に米粒から豆粒大の点状に発生する腐食をいう。
点状に穴が開くのはピッチング。グルーブ=溝で、グルービングは細長い溝状の腐食。
令和8年4月 問20(A) では「グルービングは胴・鏡板・炉筒などの鉄面や管の水側部に発生しやすい」とだけ書いて正しい肢にしている。形状を書き足したところが誤りになっている。
令和7年10月公表 問20 (D) — 正しい記述ボイラーの熱負荷の高いところでは、管壁とスケールの間で水酸化ナトリウムが濃縮し、激しいアルカリ腐食を起こすことがある。
狭いすき間で水が蒸発して、アルカリだけが煮詰まる。