一級ボイラー

一級ボイラー技士令和7年10月公表 / 問20

令和7年10月公表 問20

ボイラーの取扱いに関する知識(組合せ) 全4肢

次のA〜Dを1つずつ判定してください。誤っているものは、どこが誤りかと、その理由まで答えてください。
この問題に「正解の番号」はありません。4つそれぞれが1問だと思って判定してください。本番では、この中から正しいものだけを選んだ組合せを(1)〜(5)から答えます。1つずつ言えれば必ず解けます。
×をつけると、その文が区切られます。おかしいところを押して、理由まで選んでください。
一般的に、腐食は電気化学反応で起こり、ボイラー水中に溶存酸素が存在すると鉄が溶出し腐食が進行するが、腐食の進行に伴い酸化鉄は、溶解度が小さく堅固な保護被膜を生成し、この被膜により腐食の速度が緩やかになる。
2 どこ

間違っているのは、どこですか? 上の文が区切られました。おかしいと思うところを押してください(いくつでも)。

3 なぜ

では、なぜ間違いなのですか? 文をよく読んでも答えは出ません。分かっているかどうかだけで決まります。

マグネタイトが生成する保護被膜は、pHが4.8〜8.3の範囲でその溶解度が最低となるため、内部腐食の進行を抑制するためには、溶存酸素濃度を低く保つとともに、pHを適正な範囲内に保つことが必要である。
2 どこ

間違っているのは、どこですか? 上の文が区切られました。おかしいと思うところを押してください(いくつでも)。

3 なぜ

では、なぜ間違いなのですか? 文をよく読んでも答えは出ません。分かっているかどうかだけで決まります。

グルービングとは、主に溶存酸素によりボイラー胴、鏡板、炉筒などの鉄面や、管の水側部に米粒から豆粒大の点状に発生する腐食をいう。
2 どこ

間違っているのは、どこですか? 上の文が区切られました。おかしいと思うところを押してください(いくつでも)。

3 なぜ

では、なぜ間違いなのですか? 文をよく読んでも答えは出ません。分かっているかどうかだけで決まります。

ボイラーの熱負荷の高いところでは、管壁とスケールの間で水酸化ナトリウムが濃縮し、激しいアルカリ腐食を起こすことがある。
2 どこ

間違っているのは、どこですか? 上の文が区切られました。おかしいと思うところを押してください(いくつでも)。

3 なぜ

では、なぜ間違いなのですか? 文をよく読んでも答えは出ません。分かっているかどうかだけで決まります。

解答と解説をすべて見る

出題時の問い方:「ボイラーの内面腐食に関するAからDまでの記述のうち、適切なもののみを全て挙げた組合せは、(1)〜(5)のうちどれか。」 正答(3)

(A) 正しい1回のみ出題

一般的に、腐食は電気化学反応で起こり、ボイラー水中に溶存酸素が存在すると鉄が溶出し腐食が進行するが、腐食の進行に伴い酸化鉄は、溶解度が小さく堅固な保護被膜を生成し、この被膜により腐食の速度が緩やかになる。

表面に酸化鉄(マグネタイト)の膜ができると、それ以上は進みにくくなる。

この論点:ボイラーの内面腐食

(B) 誤り1回のみ出題

マグネタイトが生成する保護被膜は、pHが4.8〜8.3の範囲でその溶解度が最低となるため、内部腐食の進行を抑制するためには、溶存酸素濃度を低く保つとともに、pHを適正な範囲内に保つことが必要である。

ボイラー水は弱アルカリに保つのが原則。中性〜弱酸性では被膜が溶ける。

誤り箇所:「pHが4.8〜8.3の範囲」

理由:マグネタイトの被膜が最も溶けにくいのはpH11〜12の弱アルカリ域で、記述の数値は酸性側に寄りすぎているから

⚠ 数値の覚え違い

この論点:ボイラーの内面腐食

(C) 誤り公式差分で確認済み

グルービングとは、主に溶存酸素によりボイラー胴、鏡板、炉筒などの鉄面や、管の水側部に米粒から豆粒大の点状に発生する腐食をいう。

点状に穴が開くのはピッチング。グルーブ=溝で、グルービングは細長い溝状の腐食。

誤り箇所:「グルービング」

理由:点状に発生する腐食はピッチング(孔食)で、グルービングは溝状の腐食だから

⚠ 似た用語どうしの取り違え

令和8年4月 問20(A) では「グルービングは胴・鏡板・炉筒などの鉄面や管の水側部に発生しやすい」とだけ書いて正しい肢にしている。形状を書き足したところが誤りになっている。

この論点:ボイラーの内面腐食

(D) 正しい1回のみ出題

ボイラーの熱負荷の高いところでは、管壁とスケールの間で水酸化ナトリウムが濃縮し、激しいアルカリ腐食を起こすことがある。

狭いすき間で水が蒸発して、アルカリだけが煮詰まる。

この論点:ボイラーの内面腐食

出典:安全衛生技術試験協会「公表試験問題」(令和7年10月公表)

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