令和8年4月公表 問17 (1) — 正しい記述スケールの熱伝導率は、軟鋼の1/20〜1/100程度であり、伝熱面にスケールが付着すると、ボイラー水による伝熱面の冷却が不十分となり、伝熱面の温度が上昇する。
熱を通しにくいので、付くと熱がこもって伝熱面が焼ける。
二級の令和7年10月 問19(4)にも「スケールの熱伝導率は炭素鋼より低い」として正しい肢が出ている。一級は倍率まで問われる。
令和8年4月公表 問17 (2) — 正しい記述スケールは、一般的にカルシウムの塩類が主成分となるが、その他マグネシウム塩、共存する溶解性蒸発残留物などの作用により生じることもある。
主役はカルシウムだが、他のものからもできる。
令和8年4月公表 問17 (3) — 正しい記述硫酸塩類やけい酸塩類のスケールは、熱分解しないで伝熱面に硬く固着して除去しにくい。
熱で分解しないので、こびりついたまま残る。
令和8年4月公表 問17 (4) — 正しい記述スラッジは、主としてカルシウム、マグネシウムの炭酸水素塩が熱分解して生じた炭酸塩、水酸化物とりん酸塩である。
熱分解してできた軟らかい沈殿物がスラッジ。
令和8年4月公表 問17 (5) — 誤りの記述懸濁物は、溶解性蒸発残留物が濃縮されたもので、水中に浮遊し、キャリオーバの原因となる。
懸濁物は「溶けていない」もの。溶解性蒸発残留物が濃縮してできるのはスケールやスラッジのほう。
二級の令和8年4月 問19・令和7年10月 問19でも懸濁物は「りん酸カルシウムなどの不溶物質、エマルジョン化された鉱物油」とされている。