二級ボイラー技士 / 論点
燃焼室熱負荷
定義・原理から導けます
覚えること
燃焼室熱負荷=単位時間における燃焼室の「単位容積」当たりの「発生熱量」。
単位が kW/m³ であることがそのまま答えになる——分母が m³(体積)なので「単位容積」、分子が kW(熱量/時間)なので「発生熱量」。伝熱面積でも吸収熱量でもない。
通常の炉筒煙管ボイラーで、油・ガスバーナのときは 400〜1200 kW/m³。
まちがえやすいところ
「単位容積」を「伝熱面積」「単位面積」にする/「発生熱量」を「吸収熱量」にする。
確認に使った資料
単位 kW/m³ から分母・分子とも逆算できる。
出典を探す必要が無い型なぜそうなのか
単位がkW/m³であることが、そのまま答えになる。分母が m³(体積)なので「単位容積あたり」、分子が kW(1秒あたりの熱量)なので「発生熱量」。伝熱面積なら分母は m² になるはずだし、吸収熱量なら燃焼室ではなく伝熱面の話になる。定義を思い出せなくても、単位から逆に読むだけで正解にたどり着ける型。
正しい書き方と並べて読む
この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。
✕ 令和8年4月公表 問28(2)=誤り
ボイラーの燃焼室熱負荷とは、単位時間における燃焼室の単位容積当たりの吸収熱量をいう。通常の水管ボイラーで、油・ガスバーナのときの燃焼室熱負荷は、400〜1200kW/㎥である。
○ 令和8年4月公表 問28(1)=正しい
ボイラーの燃焼室熱負荷とは、単位時間における燃焼室の単位容積当たりの発生熱量をいう。通常の炉筒煙管ボイラーで、油・ガスバーナのときの燃焼室熱負荷は、400〜1200kW/㎥である。
✕ 令和8年4月公表 問28(3)=誤り
ボイラーの燃焼室熱負荷とは、単位時間における燃焼室の単位面積当たりの発生熱量をいう。通常の貫流ボイラーで、油・ガスバーナのときの燃焼室熱負荷は、400〜1200kW/㎥である。
○ 令和8年4月公表 問28(1)=正しい
ボイラーの燃焼室熱負荷とは、単位時間における燃焼室の単位容積当たりの発生熱量をいう。通常の炉筒煙管ボイラーで、油・ガスバーナのときの燃焼室熱負荷は、400〜1200kW/㎥である。
✕ 令和8年4月公表 問28(4)=誤り
ボイラーの燃焼室熱負荷とは、単位時間における燃焼室の伝熱面積当たりの発生熱量をいう。通常の水管ボイラーで、油・ガスバーナのときの燃焼室熱負荷は、400〜1200kW/㎥である。
○ 令和8年4月公表 問28(1)=正しい
ボイラーの燃焼室熱負荷とは、単位時間における燃焼室の単位容積当たりの発生熱量をいう。通常の炉筒煙管ボイラーで、油・ガスバーナのときの燃焼室熱負荷は、400〜1200kW/㎥である。
✕ 令和8年4月公表 問28(5)=誤り
ボイラーの燃焼室熱負荷とは、単位時間における燃焼室の伝熱面積当たりの吸収熱量をいう。通常の炉筒煙管ボイラーで、油・ガスバーナのときの燃焼室熱負荷は、400〜1200kW/㎥である。
○ 令和8年4月公表 問28(1)=正しい
ボイラーの燃焼室熱負荷とは、単位時間における燃焼室の単位容積当たりの発生熱量をいう。通常の炉筒煙管ボイラーで、油・ガスバーナのときの燃焼室熱負荷は、400〜1200kW/㎥である。
この論点の出題(全文)
5 回出題(正しい記述 1/誤りの記述 4)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。
この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。
- 令和8年4月公表 問28 (1) — 正しい記述
ボイラーの燃焼室熱負荷とは、単位時間における燃焼室の単位容積当たりの発生熱量をいう。通常の炉筒煙管ボイラーで、油・ガスバーナのときの燃焼室熱負荷は、400〜1200kW/㎥である。
単位が kW/㎥。分母が体積だから「単位容積」、分子が熱量だから「発生熱量」。文末の単位が答えを教えている。
- 令和8年4月公表 問28 (2) — 誤りの記述
ボイラーの燃焼室熱負荷とは、単位時間における燃焼室の単位容積当たりの吸収熱量をいう。通常の水管ボイラーで、油・ガスバーナのときの燃焼室熱負荷は、400〜1200kW/㎥である。
燃焼室で「発生」した熱量。伝熱面が「吸収」した熱量ではない。基準になるのも炉筒煙管ボイラー。
- 令和8年4月公表 問28 (3) — 誤りの記述
ボイラーの燃焼室熱負荷とは、単位時間における燃焼室の単位面積当たりの発生熱量をいう。通常の貫流ボイラーで、油・ガスバーナのときの燃焼室熱負荷は、400〜1200kW/㎥である。
㎥(体積)当たりなのだから「単位容積」。面積では単位が合わない。
- 令和8年4月公表 問28 (4) — 誤りの記述
ボイラーの燃焼室熱負荷とは、単位時間における燃焼室の伝熱面積当たりの発生熱量をいう。通常の水管ボイラーで、油・ガスバーナのときの燃焼室熱負荷は、400〜1200kW/㎥である。
伝熱面積当たりにすると単位は kW/㎡ になる。㎥ にならない。
- 令和8年4月公表 問28 (5) — 誤りの記述
ボイラーの燃焼室熱負荷とは、単位時間における燃焼室の伝熱面積当たりの吸収熱量をいう。通常の炉筒煙管ボイラーで、油・ガスバーナのときの燃焼室熱負荷は、400〜1200kW/㎥である。
「伝熱面積当たりの吸収熱量」は伝熱面熱負荷のほう。燃焼室熱負荷とは別の量。
取り違えやすい点