二級ボイラー技士 / 論点
重油の加熱温度
重油の加熱温度とは、噴霧に適した粘度にするために重油を温める温度のことで、B重油は50〜60℃、C重油は80〜105℃で、高すぎるとベーパロックやいきづき燃焼、低すぎると霧化不良ですすが出る。
定義・原理から導けます
覚えること
重油の加熱温度。高すぎる→バーナ管内で油が気化してベーパロック、いきづき燃焼、噴霧不良、炭化物生成。低すぎる→霧化不良で「すす」が発生、いきづき燃焼にもなる。
ベーパロックは「高すぎる」ときの症状(低すぎるときではない)。
A重油・軽油は加熱の必要が無い。加熱が要るのはB重油(50〜60℃)・C重油(80〜105℃)。
まちがえやすいところ
ベーパロックを「低すぎる」側に置く。A重油・軽油に加熱温度を設定する。
確認に使った資料
ベーパ=蒸気。温めすぎて気化するのだから高すぎる側、と語義から分かる
なぜそうなのか
ベーパ=蒸気。ベーパロックは油が管の中で気化して泡になり、流れが止まる現象なので、温めすぎたときに起きる。語のとおりなので、低すぎる側に置いた選択肢はその場で切れる。低すぎるときは油が固くて霧にならず、粒が大きいまま燃えてすすになる。A重油・軽油に加熱温度が無いのは、常温でも十分やわらかいから。加熱が要るのは粘り気の強いB重油・C重油。
この論点、1問だけ
知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。
令和7年10月公表 問24(D)
加熱温度が低すぎると、バーナ管内でベーパロックを起こす。
教科書ではこう
重油の加熱温度。高すぎる→バーナ管内で油が気化してベーパロック、いきづき燃焼、噴霧不良、炭化物生成。低すぎる→霧化不良で「すす」が発生、いきづき燃焼にもなる。
ベーパロックは「高すぎる」ときの症状(低すぎるときではない)。
A重油・軽油は加熱の必要が無い。加熱が要るのはB重油(50〜60℃)・C重油(80〜105℃)。
まちがえやすいところベーパロックを「低すぎる」側に置く。A重油・軽油に加熱温度を設定する。
この記述は誤り。ベーパ=蒸気。温めすぎて油が気化するから起きる。低すぎる側ではない。
正しい書き方と並べて読む
この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。
✕ 令和7年10月公表 問24(4)=誤り
加熱温度が低すぎると、バーナ管内でベーパロックを起こす。
○ 令和6年4月公表 問24(4)=正しい
加熱温度が高すぎると、バーナ管内で油が気化し、ベーパロックを起こす。
資料:この内容の出題を全部読む(4回分の全文・正誤・解説)
4 回出題(正しい記述 2/誤りの記述 2)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。
この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。
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