二級ボイラー

二級ボイラー技士 / 論点

炉筒煙管ボイラーとブリージングスペース

炉筒煙管ボイラーとは、胴の中に炉筒(燃焼室)と多数の煙管を収めた丸ボイラーのことで、保有水量が多く、蒸気使用量の変動による圧力変動が小さい。

公表問題で確認済み
覚えること
ブリージングスペースは平鏡板に設ける。炉筒が熱で伸縮するのを鏡板がたわんで吸収するための、ステーを取り付けない部分。
炉筒煙管ボイラーは水管ボイラーに比べ保有水量が多く圧力変動が小さい。加圧燃焼方式・戻り燃焼方式で燃焼効率を高めたものがある。煙管にはスパイラル管を使うものが多い。
まちがえやすいところ
ブリージングスペースを「胴板」に設けるとする。圧力変動の大小を逆にする。
確認に使った資料
加圧燃焼・戻り燃焼・スパイラル管・圧力変動小は公表問題の正しい選択肢(複数回)で確定。ブリージングスペースの位置(平鏡板)のみ教本由来。「胴板」「胴」版は2回とも誤り選択肢

なぜそうなのか

大きな胴に水をたっぷり抱えているので、蒸気を急に使われても水の熱容量が変化を吸収する——保有水量の多さがそのまま圧力の安定につながる(保有水量の小さい水管ボイラーと正反対)。ブリージングスペースは、熱くなった炉筒の伸び縮みを平鏡板のたわみで受けるための「あそび」の部分。公式では「胴板に設ける」「胴に設ける」とした版が2回とも誤りとされている。

この論点、1問だけ

知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。

令和8年4月公表 問4(4)
炉筒は、他の部分より高温になるので、胴板にブリージングスペースを設けて応力を緩和する。
教科書ではこう
ブリージングスペースは平鏡板に設ける。炉筒が熱で伸縮するのを鏡板がたわんで吸収するための、ステーを取り付けない部分。
炉筒煙管ボイラーは水管ボイラーに比べ保有水量が多く圧力変動が小さい。加圧燃焼方式・戻り燃焼方式で燃焼効率を高めたものがある。煙管にはスパイラル管を使うものが多い。
まちがえやすいところブリージングスペースを「胴板」に設けるとする。圧力変動の大小を逆にする。
この記述は誤り。ブリージングスペースは平鏡板に設ける。炉筒が熱で伸縮するのを鏡板がたわんで吸収するための、ステーを取り付けない部分。
資料:この内容の出題を全部読む(10回分の全文・正誤・解説)

10 回出題(正しい記述 8/誤りの記述 2)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。

この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。

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