二級ボイラー

二級ボイラー技士 / 論点

ボイラーの水循環

ボイラーの水循環とは、伝熱面で温められた水が上昇し冷えた水が下降して缶内を巡る流れのことで、循環が良いほど伝熱面温度は水温に近く保たれ、悪いと伝熱面だけが過熱して焼損する。

定義・原理から導けます
覚えること
水循環が良いほど伝熱面温度は水温に近い温度に保たれる。循環が悪いと伝熱面だけが過熱して焼損する。丸ボイラーは伝熱面の多くが水中にあり対流が容易なので特別な循環系路が要らない。水管ボイラーは上昇管と下降管を分けているものが多い。
まちがえやすいところ
「循環が良いほど伝熱面温度が水温より著しく高くなる」と逆にする。
確認に使った資料
伝熱の原理から説明できる

なぜそうなのか

水が動いていれば、伝熱面についた熱はすぐ水に運び去られるので、面の温度は水の温度に近いままでいられる。動きが止まると、その場所の水だけが熱くなって蒸気の膜になり、熱が逃げなくなって面だけが焼ける。循環が良い=面が水温に近い、循環が悪い=面だけ過熱。「循環が良いほど面が水温より著しく高くなる」は、向きがまるごと逆になっている。

この論点、1問だけ

知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。

令和8年4月公表 問2(5)
水循環が良くなるほど、熱が水に十分に伝わるので、伝熱面温度は水温より著しく高い温度となる。
教科書ではこう
水循環が良いほど伝熱面温度は水温に近い温度に保たれる。循環が悪いと伝熱面だけが過熱して焼損する。丸ボイラーは伝熱面の多くが水中にあり対流が容易なので特別な循環系路が要らない。水管ボイラーは上昇管と下降管を分けているものが多い。
まちがえやすいところ「循環が良いほど伝熱面温度が水温より著しく高くなる」と逆にする。
この記述は誤り。循環が良いと熱がすぐ水に運び去られるので、伝熱面は水温に近いままになる。逆に循環が悪いと伝熱面だけ過熱して焼損する。
資料:この内容の出題を全部読む(10回分の全文・正誤・解説)

10 回出題(正しい記述 8/誤りの記述 2)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。

この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。

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