二級ボイラー

二級ボイラー技士 / 論点

給水中の溶存気体の除去

脱気とは、給水に溶け込んだ酸素や二酸化炭素などの気体を取り除くこと。気体の溶解度は圧力が高いほど増し、温度が高いほど減る。

定義・原理から導けます
覚えること
溶存気体の溶解度は、圧力が高くなると「増加」し、温度が高くなると「減少」する(炭酸飲料と同じ。栓を開ける=減圧すると泡が出る)。
脱気法には化学的脱気法(脱酸素剤)と物理的脱気法がある。
加熱脱気法=水を加熱して溶解度を「下げる」ことで気体を追い出す。
真空脱気法=水を減圧して気体を放出させる。
膜脱気法=高分子気体透過膜を介して除去する。
まちがえやすいところ
圧力と溶解度の関係を逆にする。加熱脱気法を「溶解度を上げる」とする(下げるが正しい)。
確認に使った資料
温めると気体が抜ける(炭酸が抜ける)という日常経験から説明できる

なぜそうなのか

炭酸飲料を思い浮かべると全部つながる。栓を開けて圧力を下げると泡が出る、温めると気が抜ける。気体は圧力が高いほど水に溶け、温度が高いほど溶けにくい。加熱脱気法は温めて溶解度を下げる方法、真空脱気法は減圧して溶解度を下げる方法。どちらも「溶けていられなくする」という同じことを、違うつまみでやっている。

この論点、1問だけ

知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。

令和8年4月公表 問20(C)
加熱脱気法は、水を加熱し、溶存気体の溶解度を上げることにより、溶存気体を除去する方法である。
教科書ではこう
溶存気体の溶解度は、圧力が高くなると「増加」し、温度が高くなると「減少」する(炭酸飲料と同じ。栓を開ける=減圧すると泡が出る)。
脱気法には化学的脱気法(脱酸素剤)と物理的脱気法がある。
加熱脱気法=水を加熱して溶解度を「下げる」ことで気体を追い出す。
真空脱気法=水を減圧して気体を放出させる。
膜脱気法=高分子気体透過膜を介して除去する。
まちがえやすいところ圧力と溶解度の関係を逆にする。加熱脱気法を「溶解度を上げる」とする(下げるが正しい)。
この記述は誤り。溶けやすくしたら抜けない。温めると溶解度が下がるから抜ける。上下が逆。
資料:この内容の出題を全部読む(4回分の全文・正誤・解説)

4 回出題(正しい記述 2/誤りの記述 2)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。

この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。

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