クレーン限定

クレーン・デリック運転士(クレーン限定) / 論点

クレーンの用語(キャンバ・スパン・揚程・つり上げ荷重)

つり上げ荷重とは、クレーンの構造・材料に応じて負荷できる最大の荷重のことで、フックなどつり具の分を含む。

定義・原理から導けます
覚えること
キャンバ=クレーンガーダにあらかじめ与える上向きのそり。スパン=走行レールの中心間の水平距離。揚程=つり具を有効に上げ下げできる上限と下限の間の垂直移動距離。つり上げ荷重=構造・材料に応じて負荷できる最大荷重でつり具の分を含む。
まちがえやすいところ
つり上げ荷重に「つり具を含まない」とする(定格荷重との混同)。スパンを「レールの内側間」にする。
確認に使った資料
用語。つり上げ荷重の定義はクレーン等安全規則の用語

なぜそうなのか

つり具込みがつり上げ荷重、つり具抜きが定格荷重。「機械が耐えられる総重量」と「実際に荷としてつれる重量」の違いで、資格の区分(5トン以上で免許など)はつり上げ荷重側で切られる。キャンバ(ガーダの上向きのそり)・スパン(レール中心間の水平距離)・揚程(つり具の垂直移動距離)もこの問1の定番セット。

この論点、1問だけ

知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。

令和7年10月公表 問1(4)
天井クレーンのキャンバとは、クレーンガーダに荷重がかかったときに生じる下向きのそり(曲がり)をいう。
教科書ではこう
キャンバ=クレーンガーダにあらかじめ与える上向きのそり。スパン=走行レールの中心間の水平距離。揚程=つり具を有効に上げ下げできる上限と下限の間の垂直移動距離。つり上げ荷重=構造・材料に応じて負荷できる最大荷重でつり具の分を含む。
まちがえやすいところつり上げ荷重に「つり具を含まない」とする(定格荷重との混同)。スパンを「レールの内側間」にする。
この記述は誤り。キャンバは、たわみを見越して先に与えておく上向きのそり。荷重でできる下向きのたわみではない。

正しい書き方と並べて読む

この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。

✕ 令和7年10月公表 問1(4)=誤り
天井クレーンのキャンバとは、クレーンガーダに荷重がかかったときに生じる下向きのそり(曲がり)をいう。
○ 令和8年4月公表 問1(1)=正しい
キャンバとは、天井クレーンなどであらかじめクレーンガーダに与える上向きのそり(曲がり)をいう。
✕ 令和6年4月公表 問1(4)=誤り
天井クレーンの定格荷重とは、クレーンの構造及び材料に応じて負荷させることができる最大の荷重をいい、フックなどのつり具分が含まれる。
○ 令和6年10月公表 問1(3)=正しい
天井クレーンのつり上げ荷重とは、クレーンの構造及び材料に応じて負荷させることができる最大の荷重をいい、フックなどのつり具分が含まれる。
✕ 令和6年4月公表 問1(4)=誤り
天井クレーンの定格荷重とは、クレーンの構造及び材料に応じて負荷させることができる最大の荷重をいい、フックなどのつり具分が含まれる。
○ 令和5年10月公表 問1(1)=正しい
つり上げ荷重とは、クレーンの構造及び材料に応じて負荷させることができる最大の荷重をいい、フックなどのつり具分が含まれる。
資料:この内容の出題を全部読む(5回分の全文・正誤・解説)

5 回出題(正しい記述 4/誤りの記述 1)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。

この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。

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