クレーン限定

クレーン・デリック運転士(クレーン限定) / 論点

追いノッチ

追いノッチとは、停止時の荷振れを止めるために、振れたつり荷が前方へ振り切った瞬間に短く動力を入れて荷の真下へトロリを送る操作のこと。

定義・原理から導けます
覚えること
追いノッチは停止時の荷振れを防ぐ操作。目標の少し手前で一旦停止し、慣性で振れたつり荷が前方に振り切った瞬間(速度がゼロになるとき)に再び移動を入れ、直後に切ってトロリを荷の真下へ持っていく。
まちがえやすいところ
動かすタイミングを「荷が真下に戻ってきたとき」にずらす。
確認に使った資料
振子の原理から説明できる(速度ゼロの瞬間に真下へ運ぶと振れが消える)

なぜそうなのか

振り子は振り切った瞬間だけ速度がゼロになる。その一瞬に真下へ機械を持っていけば、荷は動きも勢いも無い状態で真下に収まり、振れが消える。「真下に戻ってきたとき」に動かすのは最悪のタイミング——そこは荷が一番速く動いている。

この論点、1問だけ

知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。

令和8年4月公表 問10(3)
停止時の荷振れを防止するために行う追いノッチは、移動を続けるつり荷が目標位置の少し手前まで来たときに移動の操作を一旦停止し、慣性で移動を続けるつり荷が振り切れた後、ホイストの真下に戻ってきたときに再び移動のスイッチを入れ、その直後に移動のスイッチを切り、つり荷を停止させる手順で行う。
教科書ではこう
追いノッチは停止時の荷振れを防ぐ操作。目標の少し手前で一旦停止し、慣性で振れたつり荷が前方に振り切った瞬間(速度がゼロになるとき)に再び移動を入れ、直後に切ってトロリを荷の真下へ持っていく。
まちがえやすいところ動かすタイミングを「荷が真下に戻ってきたとき」にずらす。
この記述は誤り。荷が前に振れ切った瞬間は速度がゼロ。そのときトロリを荷の真下へ動かすと振れが消える。真下に戻ってきたときは荷の速度が最大で、動かしても止まらない。
資料:この内容の出題を全部読む(2回分の全文・正誤・解説)

2 回出題(正しい記述 0/誤りの記述 2)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。

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