クレーン限定

クレーン・デリック運転士(クレーン限定) / 論点

力のモーメント

力のモーメントとは、物を回そうとする働きのことで、力×支点からの距離で表す。

定義・原理から導けます
覚えること
モーメント=力 × 支点からの距離。つり合うとき左まわりと右まわりのモーメントの合計が等しい。ジブクレーンの転倒は、荷によるモーメントが安定モーメントをこえたときに起こる。
まちがえやすいところ
距離を無視して重さだけで比べさせる/「力 ÷ 距離」にする。
確認に使った資料
式から導出できる。出典不要

なぜそうなのか

距離が掛け算で効くのがモーメントの本体——レンチの柄が長いほど楽に回るのと同じ。つり合いは左回りと右回りの合計が等しいとき。ジブクレーンの転倒も「荷のモーメント対機体のモーメント」の綱引きで、重さだけ比べさせる選択肢は距離を無視させるワナ。

この論点、1問だけ

知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。

令和8年4月公表 問31(2)
力の大きさをF、回転軸の中心から力の作用線に下ろした垂線の長さをLとすれば、力のモーメントMは、M=F/Lで求められる。
教科書ではこう
モーメント=力 × 支点からの距離。つり合うとき左まわりと右まわりのモーメントの合計が等しい。ジブクレーンの転倒は、荷によるモーメントが安定モーメントをこえたときに起こる。
まちがえやすいところ距離を無視して重さだけで比べさせる/「力 ÷ 距離」にする。
この記述は誤り。モーメントは力×距離。割るのではなく掛ける。

正しい書き方と並べて読む

この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。

✕ 令和6年4月公表 問31(4)=誤り
力の大きさをF、回転軸の中心から力の作用線に下ろした垂線の長さをLとすれば、力のモーメントMは、M=F/Lで求められる。
○ 令和5年10月公表 問31(2)=正しい
力の大きさをF、回転軸の中心から力の作用線に下ろした垂線の長さをLとすれば、力のモーメントMは、M=F×Lで求められる。
資料:この内容の出題を全部読む(1回分の全文・正誤・解説)

1 回出題(正しい記述 0/誤りの記述 1)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。

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