クレーン・デリック運転士(クレーン限定) / 論点
性能検査
性能検査とは、検査証の有効期間を更新するために受ける検査のことで、構造・機能の点検と荷重試験を行う(クレーン則40条)。
条文・公的資料で確認済み
覚えること
性能検査は、各部分の構造及び機能の点検のほか荷重試験を行う。安定度試験は行わない(安定度試験は落成検査)。荷重試験の条件は年次自主検査と同じ=定格荷重に相当する荷重で定格速度。
まちがえやすいところ
性能検査に安定度試験を足す(定番)。
なぜそうなのか
性能検査に安定度試験は無い。安定度試験があるのは落成検査と変更検査——形が決まる・変わるときだけ倒れにくさを試す、更新のたびには試さない、と整理する。荷重試験の条件は年次自主検査と同じ(定格荷重・定格速度)。
この論点、1問だけ
知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。
令和8年4月公表 問14(2)
性能検査においては、クレーンの各部分の構造及び機能について点検を行うほか、荷重試験及び安定度試験を行うものとする。
教科書ではこう
性能検査は、各部分の構造及び機能の点検のほか荷重試験を行う。安定度試験は行わない(安定度試験は落成検査)。荷重試験の条件は年次自主検査と同じ=定格荷重に相当する荷重で定格速度。
まちがえやすいところ性能検査に安定度試験を足す(定番)。
この記述は誤り。性能検査で行うのは荷重試験だけ。安定度試験は落成検査のときに行うもの。
正しい書き方と並べて読む
この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。
✕ 令和5年10月公表 問16(1)=誤り
性能検査においては、クレーンの各部分の構造及び機能について点検を行うほか、荷重試験及び安定度試験を行うものとする。
○ 令和6年10月公表 問16(2)=正しい
性能検査においては、クレーンの各部分の構造及び機能について点検を行うほか、荷重試験を行うものとする。
✕ 令和5年10月公表 問16(1)=誤り
性能検査においては、クレーンの各部分の構造及び機能について点検を行うほか、荷重試験及び安定度試験を行うものとする。
○ 令和6年4月公表 問16(2)=正しい
変更検査においては、クレーンの各部分の構造及び機能について点検を行うほか、荷重試験及び安定度試験を行うものとする。
根拠となる条文
法令の条文は著作権の対象外なので、全文をそのまま載せています。
クレーン等安全規則 第40条(性能検査)— 条文全文
(性能検査)
第四十条
クレーンに係る性能検査においては、クレーンの各部分の構造及び機能について点検を行うほか、荷重試験を行うものとする。
2
第三十四条第四項の規定は、前項の荷重試験について準用する。
資料:この内容の出題を全部読む(4回分の全文・正誤・解説)
4 回出題(正しい記述 2/誤りの記述 2)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。
この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。
- 令和8年4月公表 問14 (1) — 正しい記述
クレーン検査証の有効期間の更新を受けようとする者は、原則として、登録性能検査機関が行う性能検査を受けなければならない。
検査証の期間更新には性能検査を受ける。
- 令和8年4月公表 問14 (2) — 誤りの記述
性能検査においては、クレーンの各部分の構造及び機能について点検を行うほか、荷重試験及び安定度試験を行うものとする。
性能検査で行うのは荷重試験だけ。安定度試験は落成検査のときに行うもの。
- 令和7年10月公表 問16 (1) — 正しい記述
クレーン検査証の有効期間の更新を受けようとする者は、原則として、登録性能検査機関が行う性能検査を受けなければならない。
検査証の期間更新には性能検査を受ける。
- 令和7年10月公表 問16 (2) — 誤りの記述
性能検査においては、クレーンの各部分の構造及び機能について点検を行うほか、荷重試験及び安定度試験を行うものとする。
性能検査で行うのは荷重試験だけ。安定度試験を行うのは落成検査と変更検査。
令和8年4月 問14(2)にも一字一句同じ文が出題され、そちらでも誤りとされている。同じ問の(4)では変更検査に「荷重試験及び安定度試験」とあり、こちらは正しい。
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