クレーン限定

クレーン・デリック運転士(クレーン限定) / 論点

落成検査と荷重試験

落成検査とは、設置されたクレーンが受ける検査のことで、荷重試験(定格荷重の1.25倍。200トン超は定格荷重+50トン)と安定度試験(定格荷重の1.27倍)を行う(クレーン則6条)。

条文・公的資料で確認済み
覚えること
落成検査は構造・機能の点検のほか荷重試験と安定度試験(転倒のおそれのないものは荷重試験のみ)。荷重試験は定格荷重の1.25倍、ただし定格荷重200トンをこえるときは定格荷重+50トン。安定度試験は定格荷重の1.27倍で最も不利な条件で地切り。
まちがえやすいところ
1.25と1.27を入れ替える/200トンや50トンをずらす/年次自主検査(定格荷重)と混ぜる。
確認に使った資料
クレーン等安全規則 第6条

なぜそうなのか

1.25倍(荷重試験)と1.27倍(安定度試験)——新品のお披露目に一度だけ、余裕を見て試す数字。毎年の自主検査は定格荷重ちょうどなので、1.25倍が年次に出てきたら混ぜ込み。超大型(200トン超)で「+50トン」に切り替わるのは、1.25倍をそのまま掛けると試験荷重が大きくなりすぎるための頭打ち、と読むと数字の意味がつかめる。

この論点、1問だけ

知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。

令和8年4月公表 問18(5)
定格荷重が200tをこえるクレーンの落成検査における荷重試験は、定格荷重に50tを加えた荷重の荷をつって、つり上げ、走行、旋回、トロリの横行等の作動を行うものとする。
教科書ではこう
落成検査は構造・機能の点検のほか荷重試験と安定度試験(転倒のおそれのないものは荷重試験のみ)。荷重試験は定格荷重の1.25倍、ただし定格荷重200トンをこえるときは定格荷重+50トン。安定度試験は定格荷重の1.27倍で最も不利な条件で地切り。
まちがえやすいところ1.25と1.27を入れ替える/200トンや50トンをずらす/年次自主検査(定格荷重)と混ぜる。
この記述は正しい。落成検査の荷重試験は定格荷重の1.25倍だが、定格荷重が200トンをこえるものは定格荷重+50トン。

正しい書き方と並べて読む

この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。

✕ 令和6年10月公表 問19(2)=誤り
定格荷重が200tをこえるクレーンの落成検査における荷重試験は、定格荷重に25tを加えた荷重の荷をつって、つり上げ、走行、旋回、トロリの横行等の作動を行うものとする。
○ 令和8年4月公表 問18(5)=正しい
定格荷重が200tをこえるクレーンの落成検査における荷重試験は、定格荷重に50tを加えた荷重の荷をつって、つり上げ、走行、旋回、トロリの横行等の作動を行うものとする。
資料:この内容の出題を全部読む(1回分の全文・正誤・解説)

1 回出題(正しい記述 1/誤りの記述 0)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。

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