クレーン・デリック運転士(クレーン限定) / 論点
安全弁の調整
安全弁の調整とは、水圧・油圧を動力とするクレーンの安全弁を、定格荷重に相当する荷重をかけたときの圧力以下で作用するよう調整すること(クレーン則20条)。
条文・公的資料で確認済み
覚えること
水圧・油圧を動力とするクレーンの安全弁は、定格荷重(ジブクレーンは最大の定格荷重)に相当する荷重をかけたときの圧力以下で作用するよう調整する。
まちがえやすいところ
定格荷重をつり上げ荷重に置き換える(この科目の最頻出)。
なぜそうなのか
基準は定格荷重。つり上げ荷重(つり具込みの構造上の最大値)に置き換える誤りが最頻出。安全弁は「ふだん使う上限で守る」装置なので、実際につれる最大の荷=定格荷重が基準になる、と理屈で覚えると置き換えに気づける。
この論点、1問だけ
知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。
令和8年4月公表 問16(1)
油圧を動力として用いるクレーンの安全弁については、原則として、つり上げ荷重に相当する荷重をかけたときの油圧に相当する圧力以下で作用するように調整しておかなければならない。
教科書ではこう
水圧・油圧を動力とするクレーンの安全弁は、定格荷重(ジブクレーンは最大の定格荷重)に相当する荷重をかけたときの圧力以下で作用するよう調整する。
まちがえやすいところ定格荷重をつり上げ荷重に置き換える(この科目の最頻出)。
この記述は誤り。基準になるのは定格荷重。つり上げ荷重ではない。
正しい書き方と並べて読む
この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。
✕ 令和8年4月公表 問16(1)=誤り
油圧を動力として用いるクレーンの安全弁については、原則として、つり上げ荷重に相当する荷重をかけたときの油圧に相当する圧力以下で作用するように調整しておかなければならない。
○ 令和7年10月公表 問19(1)=正しい
油圧を動力として用いるジブクレーンの安全弁については、原則として、最大の定格荷重に相当する荷重をかけたときの油圧に相当する圧力以下で作用するように調整しておかなければならない。
根拠となる条文
法令の条文は著作権の対象外なので、全文をそのまま載せています。
クレーン等安全規則 第20条(安全弁の調整)— 条文全文
(安全弁の調整)
第二十条
事業者は、水圧又は油圧を動力として用いるクレーンの当該水圧又は油圧の過度の昇圧を防止するための安全弁については、定格荷重(ジブクレーンにあつては、最大の定格荷重)に相当する荷重をかけたときの水圧又は油圧に相当する圧力以下で作用するように調整しておかなければならない。
ただし、第二十三条第二項の規定により定格荷重をこえる荷重をかける場合又は第十二条の規定により荷重試験若しくは安定度試験を行なう場合において、これらの場合における水圧又は油圧に相当する圧力で作用するように調整するときは、この限りでない。
資料:この内容の出題を全部読む(2回分の全文・正誤・解説)
2 回出題(正しい記述 1/誤りの記述 1)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。
この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。
- 令和8年4月公表 問16 (1) — 誤りの記述
油圧を動力として用いるクレーンの安全弁については、原則として、つり上げ荷重に相当する荷重をかけたときの油圧に相当する圧力以下で作用するように調整しておかなければならない。
基準になるのは定格荷重。つり上げ荷重ではない。
- 令和7年10月公表 問19 (1) — 正しい記述
油圧を動力として用いるジブクレーンの安全弁については、原則として、最大の定格荷重に相当する荷重をかけたときの油圧に相当する圧力以下で作用するように調整しておかなければならない。
基準は定格荷重。ジブクレーンは最大の定格荷重。
令和8年4月 問16(1)では同じ論点で「つり上げ荷重」と書かれ、誤りとされている。こちらが正しい版。
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