クレーン・デリック運転士(クレーン限定) / 論点
同期速度とすべり
同期速度とは、三相誘導電動機の回転磁界の速さのことで、Ns=120×周波数÷極数で決まる。
公表問題で確認済み
覚えること
同期速度 Ns=120 × 周波数 ÷ 極数。周波数を一定とすれば極数が少ないほど速い。実際の回転数は同期速度より2〜5%遅い(この差の割合がすべり)。
まちがえやすいところ
すべりを15〜20%などに大きくずらす/極数と速度の関係を逆にする。
確認に使った資料
式から導出できる。すべり2〜5%は令和7年10月公表 問23(1)(正しい選択肢)で確定
なぜそうなのか
式の極数が分母にあるので、極数が少ないほど速い。実際の回転子は磁界に少し置いていかれながら回り、その遅れの割合がすべり(2〜5%)。遅れがゼロだと磁界と回転子の相対運動が無くなり、力が生まれない——だから誘導電動機は必ず少しすべる。すべりを15〜20%に膨らませた選択肢は公式の正答選択肢(2〜5%)で切れる。
この論点、1問だけ
知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。
令和7年10月公表 問23(2)
三相誘導電動機の同期速度は、周波数を一定とすれば、極数が少ないほど遅くなる。
教科書ではこう
同期速度 Ns=120 × 周波数 ÷ 極数。周波数を一定とすれば極数が少ないほど速い。実際の回転数は同期速度より2〜5%遅い(この差の割合がすべり)。
まちがえやすいところすべりを15〜20%などに大きくずらす/極数と速度の関係を逆にする。
この記述は誤り。同期速度=120×周波数÷極数。極数が分母なので、少ないほど速い。
正しい書き方と並べて読む
この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。
✕ 令和8年4月公表 問23(3)=誤り
三相誘導電動機の回転子は、固定子の回転磁界により回転するが、負荷がかかると同期速度より15~20%遅く回転する性質がある。
○ 令和7年10月公表 問23(1)=正しい
三相誘導電動機の回転子は、固定子の回転磁界により回転するが、負荷がかかると同期速度より2~5%遅く回転する性質がある。
✕ 令和7年10月公表 問23(2)=誤り
三相誘導電動機の同期速度は、周波数を一定とすれば、極数が少ないほど遅くなる。
○ 令和8年4月公表 問23(2)=正しい
三相誘導電動機の同期速度は、周波数を一定とすれば、極数が少ないほど速くなる。
資料:この内容の出題を全部読む(4回分の全文・正誤・解説)
4 回出題(正しい記述 2/誤りの記述 2)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。
この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。
- 令和8年4月公表 問23 (2) — 正しい記述
三相誘導電動機の同期速度は、周波数を一定とすれば、極数が少ないほど速くなる。
同期速度=120×周波数÷極数。極数が分母なので、少ないほど速い。
式は120×周波数÷極数。R-系の力学とは別に、この式は電気科目で繰り返し問われる。
- 令和8年4月公表 問23 (3) — 誤りの記述
三相誘導電動機の回転子は、固定子の回転磁界により回転するが、負荷がかかると同期速度より15~20%遅く回転する性質がある。
同期速度とのずれ(すべり)は全負荷でも数%程度。15〜20%もずれたら電動機として使えない。
- 令和7年10月公表 問23 (1) — 正しい記述
三相誘導電動機の回転子は、固定子の回転磁界により回転するが、負荷がかかると同期速度より2~5%遅く回転する性質がある。
同期速度とのずれ(すべり)は数%程度。
令和8年4月 問23(3)では同じ論点で「15~20%遅く」と書かれ、誤りとされている。こちらが正しい版で、すべりは2〜5%。
- 令和7年10月公表 問23 (2) — 誤りの記述
三相誘導電動機の同期速度は、周波数を一定とすれば、極数が少ないほど遅くなる。
同期速度=120×周波数÷極数。極数が分母なので、少ないほど速い。
令和8年4月 問23(2)に正しい版が出ている:「極数が少ないほど速くなる。」
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