クレーン・デリック運転士(クレーン限定) / 論点
制御器の型式
ドラム形直接制御器とは、ハンドルで回される円弧状のセグメントと固定フィンガーで電動機の主回路を直接開閉する制御器のこと。
公表問題で確認済み
覚えること
ドラム形直接制御器=ハンドルで回される円弧状のセグメントと固定フィンガーにより、電動機の主回路を直接開閉する。ユニバーサル制御器=1本の操作ハンドルを前後左右・斜めに操作して2個の制御器を同時または単独で操作。エンコーダー型=ハンドル位置を検出して指令信号を出す(主回路は開閉しない)。押しボタン=一段目で低速・二段目で高速の二段押込み式がある。
まちがえやすいところ
ドラム形の「回されるフィンガー/固定セグメント」の逆おぼえ/「電磁接触器の操作回路」との取り違え。ユニバーサルの2個を3個と覚えやすい。
確認に使った資料
令和7年10月公表 問24(3)(4)(正しい選択肢)で確定
なぜそうなのか
動くのはハンドルにつながったセグメント(円弧板)で、フィンガー(指状の接点)は固定側。「回されるフィンガー」と書かれたら逆。ユニバーサル制御器は1本のハンドルで2個の制御器を同時・単独に操作するもの——前後(1個目)と左右(2個目)の組合せで斜めも作れる、と考えると2個で足りる理由ごと覚えられる。エンコーダー型は指令信号を出すだけで主回路は開閉しない。
この論点、1問だけ
知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。
令和8年4月公表 問24(2)
レバーハンドル式の制御器は、操作レバーを水平方向に回して操作する構造である。
教科書ではこう
ドラム形直接制御器=ハンドルで回される円弧状のセグメントと固定フィンガーにより、電動機の主回路を直接開閉する。ユニバーサル制御器=1本の操作ハンドルを前後左右・斜めに操作して2個の制御器を同時または単独で操作。エンコーダー型=ハンドル位置を検出して指令信号を出す(主回路は開閉しない)。押しボタン=一段目で低速・二段目で高速の二段押込み式がある。
まちがえやすいところドラム形の「回されるフィンガー/固定セグメント」の逆おぼえ/「電磁接触器の操作回路」との取り違え。ユニバーサルの2個を3個と覚えやすい。
この記述は誤り。レバーハンドル式は前後に倒して操作する。水平に回すのはハンドル式のほう。
正しい書き方と並べて読む
この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。
✕ 令和8年4月公表 問24(3)=誤り
ユニバーサル制御器は、1本の操作ハンドルを前後左右や斜めに操作することにより、3個の制御器を同時に又は単独で操作できる構造にしたものである。
○ 令和7年10月公表 問24(3)=正しい
ユニバーサル制御器は、1本の操作ハンドルを前後左右や斜めに操作することにより、2個の制御器を同時に又は単独で操作できる構造にしたものである。
✕ 令和6年4月公表 問24(5)=誤り
ドラム形直接制御器は、ハンドルで回される円弧状のフィンガーとそれに接する固定セグメントにより電磁接触器の操作回路を開閉する制御器である。
○ 令和7年10月公表 問24(4)=正しい
ドラム形直接制御器は、ハンドルで回される円弧状のセグメントと固定フィンガーにより、電動機の主回路を直接開閉する制御器である。
資料:この内容の出題を全部読む(8回分の全文・正誤・解説)
8 回出題(正しい記述 4/誤りの記述 4)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。
この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。
- 令和8年4月公表 問24 (2) — 誤りの記述
レバーハンドル式の制御器は、操作レバーを水平方向に回して操作する構造である。
レバーハンドル式は前後に倒して操作する。水平に回すのはハンドル式のほう。
- 令和8年4月公表 問24 (3) — 誤りの記述
ユニバーサル制御器は、1本の操作ハンドルを前後左右や斜めに操作することにより、3個の制御器を同時に又は単独で操作できる構造にしたものである。
ユニバーサル制御器で同時または単独に操作できるのは2個。数がずらされている。
- 令和8年4月公表 問24 (4) — 誤りの記述
エンコーダー型制御器は、ハンドル位置を連続的に検出し、電動機の主回路を直接開閉する直接制御器である。
エンコーダー型はハンドル位置を信号に変えて指令を出す間接制御方式。主回路を直接開閉するものではない。
- 令和8年4月公表 問24 (5) — 正しい記述
押しボタンスイッチには、一段目で低速、二段目で高速運転ができるようにした二段押込み式のものがある。
二段押込み式は一段目が低速、二段目が高速。そのまま覚えてよい。
- 令和7年10月公表 問24 (2) — 正しい記述
無線操作用の制御器には、切替え開閉器により、機上運転に切り替えることができる機能を持つものがある。
無線が使えないときに機上運転へ切り替えられるものがある。
- 令和7年10月公表 問24 (3) — 正しい記述
ユニバーサル制御器は、1本の操作ハンドルを前後左右や斜めに操作することにより、2個の制御器を同時に又は単独で操作できる構造にしたものである。
同時または単独で操作できるのは2個。
令和8年4月 問24(3)では同じ文が「3個の制御器」と書かれ、誤りとされている。こちらが正しい版。
- 令和7年10月公表 問24 (4) — 正しい記述
ドラム形直接制御器は、ハンドルで回される円弧状のセグメントと固定フィンガーにより、電動機の主回路を直接開閉する制御器である。
回されるのはセグメント、固定なのはフィンガー。そして直接制御なので主回路を直接開閉する。
令和8年4月 問24(1)では同じ文の3か所が入れ替えられ(フィンガーが回される/固定セグメント/電磁接触器の操作回路)、誤りとされている。こちらが正しい版。
- 令和7年10月公表 問24 (5) — 誤りの記述
エンコーダー型制御器は、ハンドル位置を連続的に検出し、電動機の主回路を直接開閉する直接制御器である。
エンコーダー型はハンドル位置を信号に変えて指令を出す間接制御方式。主回路を直接開閉するものではない。
令和8年4月 問24(4)にも一字一句同じ文が出題され、そちらでも誤りとされている。
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