一級ボイラー技士 / 論点
重油の添加剤
重油の添加剤とは、燃焼促進剤・水分分離剤・流動点降下剤・低温腐食防止剤・高温腐食防止剤など、重油の欠点を補うために加える薬剤のこと。
公表問題で確認済み
覚えること
重油添加剤。燃焼促進剤=触媒作用で燃焼を促進しばいじんを抑える。水分分離剤=油中の水分を凝集・分離させて除去する(分散させるのではない)。流動点降下剤=低温での流動性を確保。低温腐食防止剤=三酸化硫黄を非腐食性物質に変え、露点を下げる。高温腐食防止剤=バナジウムと化合物を作り灰の融点を上げて付着を防ぐ。スラッジ分散剤=スラッジの生成を防ぐ。
まちがえやすいところ
水分分離剤を「分散させる」とする(名前どおり分離するのが正しい)。高温腐食防止剤の融点の上下を逆にする。
確認に使った資料
燃焼促進剤・流動点降下剤・低温腐食防止剤・高温腐食防止剤は公表問題の正しい選択肢で確定。「水分分離剤は水分を分散させる」版・「灰の融点を降下させる」版は誤り選択肢
なぜそうなのか
名前がそのまま仕事——ただし向きが急所。水分分離剤は水を集めて分離させる(散らしたら取り出せない——「分散させる」版は誤り選択肢)。高温腐食防止剤はバナジウムと化合物を作って灰の融点を上げ、溶けて付着するのを防ぐ(「降下させる」版は誤り選択肢——溶けやすくしてどうする、と考えれば切れる)。低温腐食防止剤は三酸化硫黄を無害化して露点を下げる。上げる・下げるを理屈で持つ。
この論点、1問だけ
知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。
令和7年10月公表 問22(3)
流動点降下剤は、油の流動点を降下させ、低温における流動性を確保する。
教科書ではこう
重油添加剤。燃焼促進剤=触媒作用で燃焼を促進しばいじんを抑える。水分分離剤=油中の水分を凝集・分離させて除去する(分散させるのではない)。流動点降下剤=低温での流動性を確保。低温腐食防止剤=三酸化硫黄を非腐食性物質に変え、露点を下げる。高温腐食防止剤=バナジウムと化合物を作り灰の融点を上げて付着を防ぐ。スラッジ分散剤=スラッジの生成を防ぐ。
まちがえやすいところ水分分離剤を「分散させる」とする(名前どおり分離するのが正しい)。高温腐食防止剤の融点の上下を逆にする。
この記述は正しい。名前のとおり。寒くても固まらないようにする。
正しい書き方と並べて読む
この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。
✕ 令和6年10月公表 問22(5)=誤り
高温腐食防止剤は、重油灰中のバナジウムと化合物を作り、灰の融点を降下させて、水管などへの付着を抑制し、腐食を防止する。
○ 令和7年10月公表 問22(5)=正しい
高温腐食防止剤は、重油灰中のバナジウムと化合物を作り、灰の融点を上昇させて、水管などへの付着を抑制し、腐食を防止する。
資料:この内容の出題を全部読む(5回分の全文・正誤・解説)
5 回出題(正しい記述 4/誤りの記述 1)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。
この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。
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