一級ボイラー技士 / 論点
気体燃料の種類
気体燃料とは、天然ガス(湿性・乾性)・LPG・オフガス・バイオガスなどのガス状の燃料のこと。
公表問題で確認済み
覚えること
天然ガス:湿性ガスはメタン・エタンのほかプロパン以上の高級炭化水素を含み、発熱量は乾性ガスより大きい。
LPG:硫黄分がほとんどなく、空気より重い。発熱量は天然ガスより大きい。
オフガス:石油化学・石油精製工場の分解で発生し、水素を多く含む。
バイオガス:有機物から得られ、主成分はメタン(ブタンではない)。
ガス火炎は油火炎に比べ輝度が低く、放射伝熱量が少なく接触伝熱面での対流伝熱量が多い。
まちがえやすいところ
バイオガスの主成分をブタンにする。LPGを空気より軽いとする。
確認に使った資料
湿性ガス・LPG・オフガス・乾性ガス・LNG・ガス火炎は公表問題の正しい選択肢で確定。「バイオガスの主成分はブタン」は2回とも誤り選択肢(メタンは教本由来)
なぜそうなのか
整理の軸は「何が入っているか」——湿性ガスはメタン・エタンに加えプロパン以上も含むので発熱量が乾性ガスより大きい。LPGは硫黄分がほとんど無く、空気より重い(漏れると下にたまる)。オフガスは石油精製の副産物で水素が多い。バイオガスの主成分はメタン——「ブタン」版は公式で2回とも誤り選択肢。沼のガスも牛のげっぷもメタン、と生き物つながりで覚える。
この論点、1問だけ
知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。
令和8年4月公表 問22(1)
天然ガスのうち湿性ガスは、メタン、エタンのほかプロパン以上の高級炭化水素を含み、その発熱量は乾性ガスより大きい。
教科書ではこう
天然ガス:湿性ガスはメタン・エタンのほかプロパン以上の高級炭化水素を含み、発熱量は乾性ガスより大きい。
LPG:硫黄分がほとんどなく、空気より重い。発熱量は天然ガスより大きい。
オフガス:石油化学・石油精製工場の分解で発生し、水素を多く含む。
バイオガス:有機物から得られ、主成分はメタン(ブタンではない)。
ガス火炎は油火炎に比べ輝度が低く、放射伝熱量が少なく接触伝熱面での対流伝熱量が多い。
まちがえやすいところバイオガスの主成分をブタンにする。LPGを空気より軽いとする。
この記述は正しい。重い成分が混じっているぶん発熱量が高い。
正しい書き方と並べて読む
この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。
✕ 令和7年10月公表 問23(A)=誤り
ガス火炎は、油火炎に比べて輝度が低く、燃焼室においては輝炎による放射伝熱量、接触伝熱面での対流伝熱量は共に減少する。
○ 令和8年4月公表 問22(5)=正しい
ガス火炎は、油火炎に比べて輝度が低く、燃焼室での輝炎による放射伝熱量が少なく、接触伝熱面での対流伝熱量が多い。
✕ 令和7年10月公表 問23(1)=誤り
ガス火炎は、油火炎に比べて輝度が低く、燃焼室においては輝炎による放射伝熱量、接触伝熱面での対流伝熱量は共に減少する。
○ 令和7年4月公表 問23(2)=正しい
ガス火炎は、油火炎に比べて輝度が低く、燃焼室での輝炎による放射伝熱量が少なく、管群部での対流伝熱量が多い。
✕ 令和7年10月公表 問23(1)=誤り
ガス火炎は、油火炎に比べて輝度が低く、燃焼室においては輝炎による放射伝熱量、接触伝熱面での対流伝熱量は共に減少する。
○ 令和6年4月公表 問22(2)=正しい
ガス火炎は、油火炎に比べて輝度が低く、燃焼室での輝炎による放射伝熱量が少ないが、管群部での対流伝熱量が多い。
✕ 令和6年4月公表 問22(3)=誤り
天然ガスのうち乾性ガスは、可燃性成分のほとんどがメタンで、その発熱量は湿性ガスより大きい。
○ 令和7年10月公表 問23(2)=正しい
天然ガスのうち乾性ガスは、可燃性成分のほとんどがメタンで、その発熱量(MJ/m³)は湿性ガスより小さい。
資料:この内容の出題を全部読む(9回分の全文・正誤・解説)
9 回出題(正しい記述 6/誤りの記述 3)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。
この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。
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