一級ボイラー技士 / 論点
燃焼計算(空気比・乾き燃焼ガス)
空気比とは、実際に送った空気量を理論空気量で割った値のことで、完全燃焼のために余分に空気を送るので必ず1より大きく、乾き燃焼ガス量は理論乾き燃焼ガス量に過剰空気量を足したものになる。
定義・原理から導けます
覚えること
空気比 m = 実際空気量 ÷ 理論空気量。実際の燃焼では完全燃焼させるために余分に空気を送るので、実際空気量は必ず理論空気量を超える(m>1)。
乾き燃焼ガス=燃焼ガスから水蒸気分を除外したもの。
乾き燃焼ガス量 = 理論乾き燃焼ガス量 + 過剰空気量(余分に入れた空気はそのままガスとして出てくるので足す)。
まちがえやすいところ
実際空気量を「理論空気量を超えることはない」とする。乾き燃焼ガス量を「過剰空気量を除外したもの」と引き算にする。
確認に使った資料
余分に入れた空気はそのまま出てくる、という物質収支から説明できる
なぜそうなのか
空気比 m=実際空気量÷理論空気量。理論空気量は計算上ちょうど燃やし切る量だが、実際は混ざり方が完全ではないので必ず余分に入れる——だからm>1で、「理論空気量を超えることはない」は逆。乾き燃焼ガス量=理論乾き燃焼ガス量+過剰空気量なのは、余分に入れた空気は燃焼に使われずそのままガスとして出てくるから。入れたものは出てくる、という物質収支だけで足し算だと分かる。
この論点、1問だけ
知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。
令和7年10月公表 問26(D)
乾き燃焼ガス量は、理論乾き燃焼ガス量から過剰空気量を除外したものである。
教科書ではこう
空気比 m = 実際空気量 ÷ 理論空気量。実際の燃焼では完全燃焼させるために余分に空気を送るので、実際空気量は必ず理論空気量を超える(m>1)。
乾き燃焼ガス=燃焼ガスから水蒸気分を除外したもの。
乾き燃焼ガス量 = 理論乾き燃焼ガス量 + 過剰空気量(余分に入れた空気はそのままガスとして出てくるので足す)。
まちがえやすいところ実際空気量を「理論空気量を超えることはない」とする。乾き燃焼ガス量を「過剰空気量を除外したもの」と引き算にする。
この記述は誤り。余分に入れた空気はそのまま出てくる。だから足す。引いたら計算が合わない。
正しい書き方と並べて読む
この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。
✕ 令和7年10月公表 問26(D)=誤り
乾き燃焼ガス量は、理論乾き燃焼ガス量から過剰空気量を除外したものである。
○ 令和7年10月公表 問26(B)=正しい
乾き燃焼ガスとは、燃焼ガスから水蒸気分を除外したものをいう。
資料:この内容の出題を全部読む(4回分の全文・正誤・解説)
4 回出題(正しい記述 2/誤りの記述 2)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。
この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。
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