一級ボイラー

一級ボイラー技士 / 論点

重油バーナ(一級)

アトマイザとは、噴霧式油バーナで燃料油を霧状に微粒化し、バーナ中心から炉内へ円すい状に噴射する装置のこと。

公表問題で確認済み
覚えること
蒸気(空気)噴霧式=比較的高圧の蒸気を霧化媒体に使う。油量調節範囲(ターンダウン比)が広く、霧化特性も良い。
低圧気流噴霧式=比較的低圧の空気を霧化媒体に使う。小容量向け。
ロータリ(回転式)バーナ=高速回転するカップ状の霧化筒で油を放射状に飛散させ、外周から噴出する空気流で微粒化。中小容量向け。
戻り油形の圧力噴霧式=燃焼量を超える油をポンプ吸込み側に戻す。油量調節範囲は非戻り油形より広い。
アトマイザ=油を霧状に微粒化して円すい状に噴射する装置。
まちがえやすいところ
蒸気噴霧式の油量調節範囲を「狭い」とする(正しくは広い)。
確認に使った資料
ロータリ・戻り油形・アトマイザ・低圧気流噴霧式は公表問題の正しい選択肢で確定。エアレジスタにアトマイザの説明をあてた版、蒸気噴霧式を「油量調節範囲が狭い」とした版は誤り選択肢

なぜそうなのか

アトマイザ=霧を作る係、エアレジスタ=空気を旋回させて混ぜる係——公式はこの2つの説明の入れ替えを誤り選択肢にしている。蒸気噴霧式は高圧蒸気の力で霧化するので油量調節範囲(ターンダウン比)が広く、霧化特性も良い。ロータリバーナは回転カップの遠心力+外周の空気流で霧化する中小容量向け。何の力で霧にするかで各方式の性格が決まる。

この論点、1問だけ

知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。

令和8年4月公表 問26(1)
蒸気(空気)噴霧式油バーナは、比較的高圧の蒸気(空気)を霧化媒体として燃料油を微粒化するもので、油量調節範囲は狭いが、霧化特性は良い。
教科書ではこう
蒸気(空気)噴霧式=比較的高圧の蒸気を霧化媒体に使う。油量調節範囲(ターンダウン比)が広く、霧化特性も良い。
低圧気流噴霧式=比較的低圧の空気を霧化媒体に使う。小容量向け。
ロータリ(回転式)バーナ=高速回転するカップ状の霧化筒で油を放射状に飛散させ、外周から噴出する空気流で微粒化。中小容量向け。
戻り油形の圧力噴霧式=燃焼量を超える油をポンプ吸込み側に戻す。油量調節範囲は非戻り油形より広い。
アトマイザ=油を霧状に微粒化して円すい状に噴射する装置。
まちがえやすいところ蒸気噴霧式の油量調節範囲を「狭い」とする(正しくは広い)。
この記述は誤り。蒸気噴霧式は霧化媒体の圧力を変えられるので、油量を大きく絞っても霧化できる。調節範囲は広い。

正しい書き方と並べて読む

この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。

✕ 令和8年4月公表 問26(1)=誤り
蒸気(空気)噴霧式油バーナは、比較的高圧の蒸気(空気)を霧化媒体として燃料油を微粒化するもので、油量調節範囲は狭いが、霧化特性は良い。
○ 令和8年4月公表 問26(5)=正しい
低圧気流噴霧式油バーナは、比較的低圧の空気を霧化媒体として燃料油を微粒化するもので、比較的小容量のボイラーに用いられる。
✕ 令和7年10月公表 問25(D)=誤り
噴霧式油バーナのエアレジスタは、燃料油を霧状に微粒化し、バーナ中心から炉内に向けて円すい状に噴射するものである。
○ 令和8年4月公表 問26(4)=正しい
噴霧式油バーナのアトマイザは、燃料油を霧状に微粒化し、バーナ中心から炉内に向けて円すい状に噴射する装置である。
✕ 令和6年4月公表 問25(4)=誤り
飛散する燃料油の旋回方向と同方向に霧化筒の外周から噴出される空気流によって、迅速な霧化が行われる。
○ 令和7年10月公表 問25(2)=正しい
ロータリバーナは、飛散する燃料油の旋回方向と反対方向に、霧化筒の外周から噴出される空気流によって、迅速な霧化が行われる。
資料:この内容の出題を全部読む(9回分の全文・正誤・解説)

9 回出題(正しい記述 6/誤りの記述 3)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。

この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。

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