一級ボイラー技士 / 論点
炉筒煙管ボイラー
炉筒煙管ボイラーとは、胴の中に炉筒(燃焼室)と多数の煙管を収めた丸ボイラーのこと。後部煙室が胴の内部にあり水で囲まれたものをウェットバック式、胴の外部にあり耐火材で覆われたものをドライバック式という。
公表問題で確認済み
覚えること
ウェットバック式=後部煙室が胴の内部にあり、周囲が水で囲まれている。ドライバック式=後部煙室が胴の外部にあり、耐火材で覆われている。この2つの説明の入れ替えが定番。
煙管には、ら旋状の溝をつけて熱伝達を良くしたスパイラル管を使うものが多い。
戻り燃焼方式で炉筒前部→後部→反転して前方に戻る一連の流れは2パスと数える(1パスではない)。
まちがえやすいところ
ウェットバックとドライバックの説明を入れ替える。戻り燃焼のパス数をずらす。
確認に使った資料
ウェットバック式・スパイラル管は令和7年10月の正しい選択肢、ドライバック式の入れ替え版は令和7年10月・令和6年10月の誤り選択肢、戻り燃焼の流れは令和6年10月 問3(2)の正しい選択肢で確定
なぜそうなのか
wet back=「濡れた後ろ」、dry back=「乾いた後ろ」。後部煙室が水に囲まれていればウェット、耐火材(乾いたれんが)ならドライ——英語を訳すだけで入れ替え問題が切れる。公式でも「ドライバック式=胴の内部・水囲み」とした入れ替え版が2回誤りとされている。戻り燃焼方式の「前→後→反転して前」は往復なので2パスと数える。1パスと書いた選択肢は公式で誤り。
この論点、1問だけ
知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。
令和7年10月公表 問3(D)
「戻り燃焼方式」において、燃焼ガスが、炉筒前部から炉筒後部へ流れ、そして炉筒後部で反転して前方に戻る一連の流れを1パスと数える。
教科書ではこう
ウェットバック式=後部煙室が胴の内部にあり、周囲が水で囲まれている。ドライバック式=後部煙室が胴の外部にあり、耐火材で覆われている。この2つの説明の入れ替えが定番。
煙管には、ら旋状の溝をつけて熱伝達を良くしたスパイラル管を使うものが多い。
戻り燃焼方式で炉筒前部→後部→反転して前方に戻る一連の流れは2パスと数える(1パスではない)。
まちがえやすいところウェットバックとドライバックの説明を入れ替える。戻り燃焼のパス数をずらす。
この記述は誤り。行きで1パス、帰りで1パス。反転して戻ってきているのだから2パス。
正しい書き方と並べて読む
この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。
✕ 令和7年10月公表 問3(4)=誤り
「戻り燃焼方式」において、燃焼ガスが、炉筒前部から炉筒後部へ流れ、そして炉筒後部で反転して前方に戻る一連の流れを1パスと数える。
○ 令和6年10月公表 問3(2)=正しい
「戻り燃焼方式」の燃焼ガスは、炉筒前部から炉筒後部へ流れ、そして炉筒後部で反転して前方に戻る。
✕ 令和7年10月公表 問3(4)=誤り
「戻り燃焼方式」において、燃焼ガスが、炉筒前部から炉筒後部へ流れ、そして炉筒後部で反転して前方に戻る一連の流れを1パスと数える。
○ 令和5年10月公表 問3(2)=正しい
「戻り燃焼方式」の燃焼ガスは、炉筒前部から炉筒後部へ流れ、そして炉筒後部で反転して前方に戻る。
資料:この内容の出題を全部読む(4回分の全文・正誤・解説)
4 回出題(正しい記述 2/誤りの記述 2)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。
この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。
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