一級ボイラー

一級ボイラー技士 / 論点

燃焼安全装置

燃焼安全装置とは、異常消火や燃焼用空気の異常な供給停止を自動的に検出して直ちに燃料の供給を遮断する装置のことで、動力源が停止したときは燃料を遮断し、復帰しても自動では解除されないものでなければならない。

構造規格(告示)で確認済み
覚えること
燃焼安全装置=異常消火又は燃焼用空気の異常な供給停止が起こったときに、自動的にこれを検出し、直ちに燃料の供給を遮断できる装置(送気の停止ではない)。
燃焼装置には原則として設けるが、燃料の性質又は燃焼装置の構造により緊急遮断が不可能なボイラーは設けなくてよい。
作動用動力源が停止した場合は直ちに燃料の供給を遮断し、動力源が復帰しても自動的には遮断が解除されないものでなければならない(勝手に燃料が出たら危ない)。
燃焼に先立ち火炎の誤検出があるときは燃焼を開始させない機能が必要。
まちがえやすいところ
目的を「直ちに送気の停止ができる装置」と取り違えやすい/動力源復帰時に「自動的に解除される」と逆に覚えやすい。
確認に使った資料
ボイラー構造規格 第85条

なぜそうなのか

燃焼安全装置の仕事は「異常のとき、燃料を止める」。送気(蒸気)を止めても火は消えないので、「直ちに送気の停止ができる装置」と書かれたらその時点で誤り。動力源が復帰しても自動では遮断が解除されないのは、停電復帰の瞬間に誰も見ていない炉へ勝手に燃料が流れ込むのを防ぐため。「火炎の誤検出があるときは燃焼を開始させない」も同じ筋で、安全側に倒れたら、人が確認するまで戻らないのがこの装置の設計思想。

この論点、1問だけ

知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。

令和8年4月公表 問40(A)
燃焼安全装置とは、異常消火又は燃焼用空気の異常な供給停止が起こったときに、自動的にこれを検出し、直ちに送気の停止ができる装置をいう。
教科書ではこう
燃焼安全装置=異常消火又は燃焼用空気の異常な供給停止が起こったときに、自動的にこれを検出し、直ちに燃料の供給を遮断できる装置(送気の停止ではない)。
燃焼装置には原則として設けるが、燃料の性質又は燃焼装置の構造により緊急遮断が不可能なボイラーは設けなくてよい。
作動用動力源が停止した場合は直ちに燃料の供給を遮断し、動力源が復帰しても自動的には遮断が解除されないものでなければならない(勝手に燃料が出たら危ない)。
燃焼に先立ち火炎の誤検出があるときは燃焼を開始させない機能が必要。
まちがえやすいところ目的を「直ちに送気の停止ができる装置」と取り違えやすい/動力源復帰時に「自動的に解除される」と逆に覚えやすい。
この記述は誤り。火が消えたのに燃料が出続けると炉内にたまって爆発する。止めるのは燃料。蒸気ではない。

正しい書き方と並べて読む

この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。

✕ 令和8年4月公表 問40(1)=誤り
燃焼安全装置とは、異常消火又は燃焼用空気の異常な供給停止が起こったときに、自動的にこれを検出し、直ちに送気の停止ができる装置をいう。
○ 令和7年4月公表 問40(1)=正しい
燃焼安全装置とは、異常消火又は燃焼用空気の異常な供給停止が起こったときに、自動的にこれを検出し、直ちに燃料の供給を遮断することができる装置をいう。
✕ 令和8年4月公表 問40(3)=誤り
燃焼安全装置は、作動用動力源が復帰した場合には、自動的に燃料供給の遮断が解除されるものでなければならない。
○ 令和7年4月公表 問40(4)=正しい
燃焼安全装置は、作動用動力源が復帰した場合に自動的に燃料供給の遮断が解除されないものでなければならない。
✕ 令和8年4月公表 問40(3)=誤り
燃焼安全装置は、作動用動力源が復帰した場合には、自動的に燃料供給の遮断が解除されるものでなければならない。
○ 令和7年4月公表 問40(2)=正しい
燃焼安全装置は、作動用動力源が断たれた場合に直ちに燃料の供給を遮断することができるものでなければならない。
資料:この内容の出題を全部読む(4回分の全文・正誤・解説)

4 回出題(正しい記述 2/誤りの記述 2)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。

この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。

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