一級ボイラー技士 / 論点
伝熱面積の算定
伝熱面積の算定とは、ボイラー則第2条に基づき、火気・燃焼ガスに触れ裏面が水に触れる部分の面積を数える決まりのことで、エコノマイザや過熱器は算入せず、電気ボイラーは60kWを1m²に換算する。
公表問題で確認済み
覚えること
伝熱面積の算定(ボイラー則第2条)。エコノマイザ(節炭器)の伝熱面は算入しない。貫流ボイラーは燃焼室入口から過熱器入口までの水管だけ(過熱器は入らない)。立てボイラー(横管式)の横管は外径側、炉筒煙管ボイラーの煙管は内径側。耐火れんがでおおわれた水管は投影面積で算入する(算入しないのではない)。電気ボイラーは60kWを1m²に換算。
まちがえやすいところ
耐火れんがでおおわれた水管を「算入しない」とする。外径側と内径側を入れ替える。
確認に使った資料
ボイラー及び圧力容器安全規則 第2条一級 令和7年10月 問31(3)の正しい選択肢(外径側)で確定。令和8年4月 問31(3)は同じ選択肢を「内径側」にして誤り選択肢にしていた。
なぜそうなのか
伝熱面積は
燃焼ガスに触れる側の面積で数える、という一本の考え方で全部つながる。立てボイラー(横管式)の横管は
外側を燃焼ガスが通るから外径側、炉筒煙管ボイラーの煙管は
内側をガスが通るから内径側。どちらを取るか迷ったら、火がどちら側を通るかを思い浮かべればよい。エコノマイザや過熱器が入らないのは、本体に入る前の給水・出たあとの蒸気を扱う設備で、本体の伝熱面ではないから。
この論点、1問だけ
知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。
令和8年4月公表 問31(3)
立てボイラー(横管式)の横管の伝熱面積は、横管の内径側の面積で算定する。
教科書ではこう
伝熱面積の算定(ボイラー則第2条)。エコノマイザ(節炭器)の伝熱面は算入しない。貫流ボイラーは燃焼室入口から過熱器入口までの水管だけ(過熱器は入らない)。立てボイラー(横管式)の横管は外径側、炉筒煙管ボイラーの煙管は内径側。耐火れんがでおおわれた水管は投影面積で算入する(算入しないのではない)。電気ボイラーは60kWを1m²に換算。
まちがえやすいところ耐火れんがでおおわれた水管を「算入しない」とする。外径側と内径側を入れ替える。
この記述は誤り。横管は外側が燃焼ガスに触れるので外径側。中を燃焼ガスが通る煙管が内径側。どちら側がガスかで決まる。
正しい書き方と並べて読む
この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。
✕ 令和8年4月公表 問31(3)=誤り
立てボイラー(横管式)の横管の伝熱面積は、横管の内径側の面積で算定する。
○ 令和7年10月公表 問31(3)=正しい
立てボイラー(横管式)の横管の伝熱面積は、横管の外径側の面積で算定する。
✕ 令和7年10月公表 問31(2)=誤り
貫流ボイラーの伝熱面積は、燃焼室入口から過熱器出口までの水管の燃焼ガス等に触れる面の面積で算定する。
○ 令和8年4月公表 問31(2)=正しい
貫流ボイラーの伝熱面積は、燃焼室入口から過熱器入口までの水管の燃焼ガス等に触れる面の面積で算定する。
✕ 令和8年4月公表 問31(3)=誤り
立てボイラー(横管式)の横管の伝熱面積は、横管の内径側の面積で算定する。
○ 令和7年4月公表 問31(3)=正しい
立てボイラー(横管式)の横管の伝熱面積は、横管の外径側の面積で算定する。
✕ 令和8年4月公表 問31(3)=誤り
立てボイラー(横管式)の横管の伝熱面積は、横管の内径側の面積で算定する。
○ 令和7年10月公表 問31(5)=正しい
煙管ボイラーの煙管の伝熱面積は、煙管の内径側の面積で算定する。
資料:この内容の出題を全部読む(10回分の全文・正誤・解説)
10 回出題(正しい記述 8/誤りの記述 2)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。
この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。
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