一級ボイラー

一級ボイラー技士 / 論点

油だきボイラーの手動点火

油だきボイラーの手動点火とは、ファンでプレパージしてからダンパを点火位置にし、点火棒をバーナ先端のやや前方下部に置いてから燃料弁を開き、既定の点火制限時間内に着火させる手順のことで、バーナが上下2基なら下方から点火する。

定義・原理から導けます
覚えること
手動点火の手順。①ファンを運転し、ダンパをプレパージ位置にして換気 → ②ダンパを点火位置にし炉内通風圧を調節 → ③回転式バーナはバーナモータ起動/蒸気噴霧式は噴霧用蒸気を噴射 → ④点火した点火棒をバーナの先端のやや前方下部に置いてから、燃料弁を開く → ⑤既定の点火制限時間内に着火させる。
バーナが上下2基のときは下方のバーナから点火する。
まちがえやすいところ
「燃料弁を開いてから点火棒を入れる」と順序を逆にする(未燃ガスがたまって爆発する)。
確認に使った資料
未燃ガスの滞留という危険から説明できる

なぜそうなのか

順序の核心は「火が先、燃料が後」。点火棒を先に構えてから燃料弁を開けば、出てきた燃料はすぐ着火する。逆にすると、着火するまでの間に未燃の油ガスが炉にたまり、点火の瞬間に爆発する。プレパージ(点火前の換気)も同じ思想で、前回の残りガスを追い出してから火を入れる。バーナが上下2基のとき下から点火するのは、炎と熱は上へ向かうから——下の炎が上のバーナの着火を助け、逆だと上の炎が下の未燃ガスに落ちて危ない。

この論点、1問だけ

知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。

令和7年10月公表 問11(3)
バーナの燃料弁を開いてから、点火した点火棒をバーナの先端のやや前方の下部に置き、バーナに点火する。
教科書ではこう
手動点火の手順。①ファンを運転し、ダンパをプレパージ位置にして換気 → ②ダンパを点火位置にし炉内通風圧を調節 → ③回転式バーナはバーナモータ起動/蒸気噴霧式は噴霧用蒸気を噴射 → ④点火した点火棒をバーナの先端のやや前方下部に置いてから、燃料弁を開く → ⑤既定の点火制限時間内に着火させる。
バーナが上下2基のときは下方のバーナから点火する。
まちがえやすいところ「燃料弁を開いてから点火棒を入れる」と順序を逆にする(未燃ガスがたまって爆発する)。
この記述は誤り。火を先に用意してから油を出す。逆にすると未燃の油が炉内にたまって爆発する。
資料:この内容の出題を全部読む(5回分の全文・正誤・解説)

5 回出題(正しい記述 4/誤りの記述 1)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。

この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。

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