一級ボイラー

一級ボイラー技士 / 論点

ボイラー水の吹出し

吹出し(ブロー)とは、ボイラー底部などから水の一部を排出して、スラッジや沈殿物を缶外へ出す操作のこと。

公表問題で確認済み
覚えること
吹出し(ブロー)はスラッジ・沈殿物を排出する操作。
1人で2基以上のボイラーの吹出しを同時に行ってはならない(目を離した隙に低水位になる)。
直列に2個の吹出し弁があるとき、開くときはボイラーに近い方が先、閉じるときはボイラーに近い方が後(=遠い方=急開弁で流れを止める)。
⚠ 水冷壁の吹出しは、運転中は絶対に行ってはならない(循環が乱れて過熱する)。
⚠ 鋳鉄製ボイラーの吹出しは運転中に行わない。燃焼を止めてボイラー水が冷えてから行う。
まちがえやすいところ
「循環を良くするため運転中に水冷壁の吹出しを行う」ともっともらしい理由を付けて禁止事項を書く。
確認に使った資料
1人2基同時の禁止・ボイラーに近い弁を先に開くことは公表問題の正しい選択肢で確定。運転中の水冷壁の吹出し・鋳鉄製の運転中の吹出しは誤り選択肢

なぜそうなのか

1人で2基以上を同時に吹出ししてはならないのは、目を離した缶が数分で低水位に至るから。直列2弁は開くときはボイラーに近い方が先——遠い方の弁(急開弁)で流れを操作し、近い方は全開で使う役割分担。運転中の水冷壁の吹出しは循環を乱して管を焼くので厳禁、鋳鉄製も運転中は行わない——どちらも公式の誤り選択肢として出題済み。

この論点、1問だけ

知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。

令和8年4月公表 問16(A)
ボイラーの運転中にボイラー水の循環が不足気味のときは、上昇管内の気水混合物の密度を小さくし、循環を良くするため水冷壁の吹出しを行う。
教科書ではこう
吹出し(ブロー)はスラッジ・沈殿物を排出する操作。
1人で2基以上のボイラーの吹出しを同時に行ってはならない(目を離した隙に低水位になる)。
直列に2個の吹出し弁があるとき、開くときはボイラーに近い方が先、閉じるときはボイラーに近い方が後(=遠い方=急開弁で流れを止める)。
⚠ 水冷壁の吹出しは、運転中は絶対に行ってはならない(循環が乱れて過熱する)。
⚠ 鋳鉄製ボイラーの吹出しは運転中に行わない。燃焼を止めてボイラー水が冷えてから行う。
まちがえやすいところ「循環を良くするため運転中に水冷壁の吹出しを行う」ともっともらしい理由を付けて禁止事項を書く。
この記述は誤り。水冷壁は火炎に直接さらされる。ここの水を抜いたら過熱して焼ける。運転中は絶対にやらない。
資料:この内容の出題を全部読む(4回分の全文・正誤・解説)

4 回出題(正しい記述 2/誤りの記述 2)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。

この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。

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