一級ボイラー

一級ボイラー技士 / 論点

キャリオーバの影響(一級)

キャリオーバとは、ボイラー水が水滴や泡の形で蒸気に混じって運び出される現象のことで、水滴によるものをプライミング、泡によるものをホーミングという。

公表問題で確認済み
覚えること
キャリオーバ=蒸気に水分が混じって運び出されること。プライミングは蒸気負荷の急増やドラム水位の異常上昇時、ホーミングは蒸発残留物の過度の濃縮や有機物の存在時に生じやすい。
影響:ウォータハンマが起こる/水位制御装置が水位が上がったと誤認して低水位事故を起こす/ボイラー水が過熱器に入ると蒸気温度が下がり(過昇ではない)過熱器を汚す。
まちがえやすいところ
過熱器に入ったときの蒸気温度を「過昇する」とする。水位制御装置の誤認の向きを逆にする。
確認に使った資料
プライミング・ホーミングの条件、水位制御の誤認、ウォータハンマは公表問題の正しい選択肢で確定。「蒸気温度が過昇する」は誤り選択肢

なぜそうなのか

プライミングは沸き立ちの飛まつ(蒸気負荷の急増・水位の異常上昇で起きる)、ホーミングは泡立ち(不純物の濃縮や有機物で起きる)——原因が違う双子。水の混じった蒸気が過熱器に入れば温度は下がる(過昇ではない——公式の誤り選択肢)。水位制御装置は揺れた水面を「上がった」と誤認して給水を絞り、低水位事故につながる。

この論点、1問だけ

知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。

令和8年4月公表 問13(5)
キャリオーバが生じると、ボイラー水が過熱器に入り、蒸気温度が過昇する。
教科書ではこう
キャリオーバ=蒸気に水分が混じって運び出されること。プライミングは蒸気負荷の急増やドラム水位の異常上昇時、ホーミングは蒸発残留物の過度の濃縮や有機物の存在時に生じやすい。
影響:ウォータハンマが起こる/水位制御装置が水位が上がったと誤認して低水位事故を起こす/ボイラー水が過熱器に入ると蒸気温度が下がり(過昇ではない)過熱器を汚す。
まちがえやすいところ過熱器に入ったときの蒸気温度を「過昇する」とする。水位制御装置の誤認の向きを逆にする。
この記述は誤り。水が入れば温度は下がる。問題は温度が上がることではなく、残留物が過熱器にこびりつくこと。
資料:この内容の出題を全部読む(5回分の全文・正誤・解説)

5 回出題(正しい記述 4/誤りの記述 1)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。

この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。

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