一級ボイラー

一級ボイラー技士 / 論点

蒸気圧力上昇時の取扱い

蒸気圧力上昇時の取扱いとは、たき始めから所定圧力に上がるまでの間の、空気抜き・低燃焼・各部の監視といった運転操作のこと。

公表問題で確認済み
覚えること
たき始めから圧力が上がるまでの取扱い。
ドレンが抜き出せない構造の過熱器は、過熱器出口の管寄せの空気抜き弁を開いて空気を抜き、蒸気が出てきたら閉じる。※安全弁は開放しない。
再生式空気予熱器は、ボイラーをたき始める「前」に運転する(不同膨張による漏れを防ぐため先に回しておく)。
燃焼初期はできる限り低燃焼とし、空気予熱器の出口ガス温度を監視する。
エコノマイザの前に蒸発管群がある場合は、そのまま通水する。
まちがえやすいところ
空気抜き弁に「及び安全弁」を足す。再生式空気予熱器を「たき始めた後に運転する」と前後を逆にする。
確認に使った資料
エコノマイザの通水継続・低燃焼と出口ガス温度の監視は公表問題の正しい選択肢で確定。「安全弁を開放して空気を抜く」版・「再生式空気予熱器はたき始めた後に運転」版は誤り選択肢

なぜそうなのか

空気を抜くのは空気抜き弁の仕事——安全弁を開けて代用してはいけない(安全弁は最後の砦で、すり合わせを傷めたら本番で漏れる)。再生式空気予熱器はたき始める前から回しておく——止まったまま熱を受けると不同膨張でひずみ、漏れの原因になる。「先に回す・ゆっくり燃やす・出口温度を見張る」の3点で、たち上げの事故は防げる。

この論点、1問だけ

知らなければ「わからん」でいい。その場で答えと教科書が出ます。

令和8年4月公表 問11(A)
ドレンが抜き出せない構造の過熱器は、過熱器出口の管寄せの空気抜き弁及び過熱器の安全弁を開放し、ボイラー内の空気を抜き、発生蒸気の排出後空気抜き弁を閉じて、ボイラーの圧力を上昇させる。
教科書ではこう
たき始めから圧力が上がるまでの取扱い。
ドレンが抜き出せない構造の過熱器は、過熱器出口の管寄せの空気抜き弁を開いて空気を抜き、蒸気が出てきたら閉じる。※安全弁は開放しない。
再生式空気予熱器は、ボイラーをたき始める「前」に運転する(不同膨張による漏れを防ぐため先に回しておく)。
燃焼初期はできる限り低燃焼とし、空気予熱器の出口ガス温度を監視する。
エコノマイザの前に蒸発管群がある場合は、そのまま通水する。
まちがえやすいところ空気抜き弁に「及び安全弁」を足す。再生式空気予熱器を「たき始めた後に運転する」と前後を逆にする。
この記述は誤り。安全弁は圧力が上がったときに自動で吹くもの。人が開けて空気抜きに使う弁ではない。
資料:この内容の出題を全部読む(4回分の全文・正誤・解説)

4 回出題(正しい記述 2/誤りの記述 2)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。

この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。

どこなぜ過去問すべての選択肢に「どこが誤りか・なぜそうなのか」を付けた、無料の過去問サイトです。
ボイラー・クレーン・衛生管理者など7つの免許試験を収録しています。