一級ボイラー

一級ボイラー技士 / 論点

安全弁の調整及び試験

定義・原理から導けます
覚えること
吹出し圧力が設定圧力より低いときは、調整ボルトを「締める」(ばねを強くする)。高いときに緩める。いずれもボイラー圧力を設定圧力の80%程度まで下げてから調整する。
本体に安全弁が2個あるときは、1個を最高使用圧力以下、他の1個を最高使用圧力の3%増以下で作動するよう調整できる。
過熱器用安全弁は本体の安全弁より「先に」作動させる(過熱器を焼損させないため蒸気を流し続ける)。
最高使用圧力の異なるボイラーが連絡しているときは、最も低いボイラーを基準に調整。手動試験は最高使用圧力の75%以上で行う。
まちがえやすいところ
吹出し圧力が低いときに「調整ボルトを緩める」とする(締めるが正しい)。過熱器用安全弁を「後に」作動させるとする。
確認に使った資料
ばねを締めれば吹出し圧力が上がる、という原理から説明できる。3%増は構造規格の条文には無い(JIS由来)

正しい書き方と並べて読む

この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。

令和7年10月公表 問14(1)=誤り
安全弁の吹出し圧力が設定圧力よりも低い場合は、一旦、ボイラーの圧力を設定圧力の80程度まで下げ、調整ボルトをめて、再度、試験る。
令和8年4月公表 問14(A)=正しい
安全弁の吹出し圧力が設定よりも低い場合は、一旦、ボイラーの圧力を設定圧力の80パーセント程度まで下げ、調整ボルトをめて吹出し圧力上昇させる。
令和8年4月公表 問14(C)=誤り
過熱器用安全弁は、過熱器の焼損を防ぐため、ボイラー本体の安全弁より後で吹き出すように調整する。
令和7年10月公表 問14(3)=正しい
過熱器用安全弁は、過熱器の焼損を防ぐため、ボイラー本体の安全弁より先に作動ように調整する。
令和8年4月公表 問14(D)=誤り
最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最もいボイラーを基準に調整する。
令和7年10月公表 問14(4)=正しい
最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最もいボイラーを基準に調整する。

この論点の出題(全文)

9 回出題(正しい記述 6/誤りの記述 3)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。

この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。

取り違えやすい点