二級ボイラー技士 / 論点
NOXの抑制方法
定義・原理から導けます
覚えること
NOXには空気中の窒素由来のサーマルNOxと燃料中の窒素由来のフューエルNOxがある。
抑制方法:①窒素の少ない燃料を使う ②燃焼温度を低くし、特に局所的高温域を作らない ③炉内燃焼ガス中の酸素濃度を「低く」する(高くするのは逆効果) ④二段燃焼・濃淡燃焼 ⑤排ガス再循環 ⑥排煙脱硝装置を設置する。
——「高温」と「酸素」がNOxを作る。だからどちらも減らす。
まちがえやすいところ
「酸素濃度を高くする」を抑制方法として混ぜる。
確認に使った資料
NOxは窒素と酸素が高温で結びついたもの、という化学から両方導ける
なぜそうなのか
サーマルNOxは空気中の窒素と酸素が、高温で結びついてできる。だから抑える方法はすべて「窒素・酸素・高温のどれかを減らす」ことになる。燃焼温度を低くする、局所的な高温域を作らない、酸素濃度を下げる、窒素分の少ない燃料を選ぶ——全部これ。「酸素濃度を高くする」は材料を増やす側なので、抑制方法にはなりえない。
正しい書き方と並べて読む
この論点には、正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。色の付いた部分が、取り違えやすいところです(出典:安全衛生技術試験協会 公表試験問題)。
✕ 令和7年10月公表 問28(3)=誤り
炉内燃焼ガス中の酸素濃度を高くする。
○ 令和7年4月公表 問28(2)=正しい
炉内燃焼ガス中の酸素濃度を低くする。
✕ 令和7年10月公表 問28(3)=誤り
炉内燃焼ガス中の酸素濃度を高くする。
○ 令和6年10月公表 問28(1)=正しい
燃焼域での酸素濃度を低くする。
この論点の出題(全文)
4 回出題(正しい記述 3/誤りの記述 1)。問題文・正答は公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表試験問題より。
この論点は正しい記述と誤りの記述の両方が出題されています。2つを見比べると、どこを取り違えやすいのかがはっきりします。
取り違えやすい点